• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

富士通

再びグローバルで勝負

2006年9月27日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 期待を裏切る会社――。年度初めに楽観的な業績見通しを公表して、後で業績を下方修正することを繰り返してきた富士通に不信感を持つアナリストはかつて少なくなかった。しかし最近はそんな状況が様変わりしている。

 2006年4~6月期は売上高が前年同期比7.5%増の約1兆1029億円、営業利益は1.6%減の約146億円だったものの、会社予想の利益ゼロを大きく上回った。2006年9月中間期の予想も、営業利益を150億円上方修正して350億円とした。それでも通年の業績見通しは、4月に公表した数字のままで引き上げなかった。

 保守的な会社の業績予想に対して、強気の見方をするアナリストもいる。ゴールドマン・サックス証券の松橋郁夫アナリストは、2007年3月期通期の営業利益を富士通の期初予想を300億円上回る2200億円と予想する。富士通は、投資家の信頼を取り戻しつつある。ライバルのNEC株価の株価は過去2年間にわたり横ばいだったが、富士通は4割上昇した。

 国内IT(情報技術)市場の成熟化により売上高が伸び悩む中で、いかにして成長を実現するのか。その答えを富士通は見いだしつつある。

北米で売上高3倍目指す

 「成熟した国内市場で売上高の伸びはほとんど見込めない。成長の活路は海外にある」。黒川博昭社長はこう宣言し、北米、欧州、アジアで攻勢に出ている。2006年4~6月期、主力のシステム構築などのサービス事業の売上高は日本国内が2.3%減だったが、海外は26.2%増だった。

 かつて富士通は海外でIT大手の米アムダール、英ICLを買収して、米IBMに対抗するグローバルなIT企業を目指したものの、苦戦を強いられてきた。しかし収益改善が進んだことで、再び打って出るチャンスと見て、攻勢に転じている。

 2006年3月期の売上高は欧州が6320億円、米国が3630億円だったが、この2つの市場では営業利益率が向上しており、それぞれ4%に迫る水準に達した。アジア・豪州は売上高7180億円に対して営業利益率は2%強と低いものの、安定的に成長している。 

 海外における成長戦略の中核になるのが、北米だ。富士通には、2011年3月期に売上高を現在の約3倍の100億ドル(約1兆1700億円)に引き上げる野心的な計画がある。拡大のエンジンになるのが企業買収だ。

コメント0

「NB100」のバックナンバー

一覧

「富士通」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部などを経て、2017年1月から日経ビジネス副編集長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

富士山を目標にする人はいつか富士山には登れるでしょうが、エベレストには登れない。

澤田 秀雄 エイチ・アイ・エス会長兼社長、ハウステンボス社長