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ホンダ

ディーゼルエンジン参入の勝算

  • 宮東 治彦

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2006年10月6日(金)

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 9月28日に開かれたパリ国際自動車ショー。モデルチェンジを行った新型SUV(多目的スポーツ車)「CR-V」を世界で初めて披露したホンダの福井威夫社長はこう語った。「ホンダのF1挑戦第3期に、ドライバーのジェンソン・バトンがハンガリーグランプリ(GP)で勝った。この勢いを持続したい」。

 こんな華やかな発表の影で、ホンダは9月25日、一見地味だが、同社の将来の収益を大きく左右しかねない技術を発表した。ディーゼルエンジンの排ガスをガソリンエンジン並みにクリーンにする画期的な触媒の開発だ。

 この触媒は世界で初めて、触媒内部で生成されるアンモニアによる還元反応を利用し、窒素酸化物(NOx)を窒素(N2)に浄化するシステム。これによって、新触媒を搭載した新型ディーゼルエンジンは、世界で最も厳しいとされる米国の排出ガス規制(Tier II、 Bin5)をクリアできる見通しだという。

 思い出されるのは、1972年のホンダの奇跡だ。「米マスキー法75年規制」。76年以降に製造する新車のNOxを5年前の10分の1以下にすることを義務づけた。世界の誰もが不可能と思ったこの規制を、ホンダは72年に開発した「CVCCエンジン」でクリアした。自動車メーカーで後発のホンダがこれを機に、快進撃を遂げたのは記憶に新しい。

 製造コストや収益性はともかく、2003年にディーゼルエンジン製造に本格進出したばかりのホンダが、ここでも大当たりすれば弱い欧州市場を攻略できるほか、日米でも大きな成長の機会を手にする。将来の期待を買う向きがあれば、4100円(10月5日終値)の株価は割安かもしれない。

 だが、今期の業績を見る限り、「今の約4000円の株価水準は妥当」(ある証券アナリスト)と見る向きが多い。今期の連結業績予想は売上高で前期比8%増の10兆7000億円、営業利益は同2.6%増の7500億円(前年の代行返上益 影響分除く)、当期純利益も7%増の5500億円(同)と決して悪くない。

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