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ヤフー

利用者数頭打ち、“どこでもヤフー”で挽回

2006年10月12日(木)

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 「過去10年は米国がインターネットの世界を作り、それを日本がマネをしてきた。だがこれからの10年は日本がインターネットを先導する。携帯電話やテレビの技術がインターネットを支えていくからだ」

 ヤフーの井上雅博社長は10月4日、国内最大規模のIT(情報技術)展示会「CEATEC JAPAN 2006」の基調講演に登壇し、こう語った。これからはパソコンだけでなく、携帯電話やテレビ、カーナビなどを使って、どこでもネットにアクセスできる時代が到来する。そうした時代に向けて、どこでもヤフーにアクセスできるようにするというのが、同社が打ち出した「Yahoo!Everywhere戦略」、日本語で言えば「どこでもヤフー戦略」とも言うべきものだ。

アクセス数は半年で0.6%増

 過去10年間、凄まじい勢いで利用者数とアクセス数を伸ばし続け、常に国内首位の座を不動のものとしてきたヤフーだが、今年に入ってその伸びが鈍化、停滞している。今年3月、月間で331億ページビュー(PV)だったアクセス数は、半年後の9月で333億PVとわずか0.6%増にとどまった。かつての伸びは、もう見られない。

 この伸びの鈍化は決算にも反映されている。ヤフーが7月に発表した2006年度第1四半期(4~6月)の売上高は、前四半期比4.7%増の492億円、経常利益に至っては同0%増の229億円だった。6月にはヤフーがスポンサーとなっているサッカーのワールドカップの特設サイト、そしてソフトバンクとともに買収した携帯電話会社のボーダフォンからの広告という特需があっての数字だけに、見劣りすると言わざるを得ない。

 ただし、これらの数字は、ヤフーが弱体化したということを意味するのではなく、インターネットというインフラがほぼ国内に行き渡り、その市場をヤフーが制圧したということを意味する。ここから売り上げを伸ばすには、1人当たりの利用時間や頻度を伸ばすしか方法がないのである。そこで今回打ち出したのが、“どこでもヤフー戦略”というわけだ。

テレビやカーナビでもYahoo!

 その先鋒となったのが、今年10月から開始した携帯向けのポータル「Yahoo!ケータイ」だ。ソフトバンクモバイルに衣替えした旧ボーダフォン端末のポータルとして採用された。

 これまで携帯事業者が囲い込んでいた携帯ネットの世界を開放し、広くインターネットへの入り口として機能させることで、より携帯からのインターネットアクセスを増やそうという戦略だ。「Yahoo!ケータイはオープンなインターネットに携帯電話の世界を持っていくための先導役」(井上社長)と言う。

 CEATEC JAPANの基調講演や展示では、テレビ向けの情報配信サービス「Yahoo! Digital Home Engine」も披露。井上社長は、AV(音響・映像)機器向けのネットワーク規格「DLNA」に準拠したテレビからヤフーのコンテンツに閲覧するデモの中で、携帯電話で撮影してヤフーの写真共有サービスに保存した写真を、ソニー(6758)やパイオニア(6773)のテレビで閲覧できる様子を見せた。

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「ヤフー」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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