• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

インテリジェンスがブランディング戦略を加速

「学生援護会」でどう企業価値を高める?

  • 杉山 泰一

バックナンバー

2006年10月13日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 人材紹介・派遣サービス大手のインテリジェンスが、早ければ10月から始まった2006年度中にも新たなブランディング戦略を打ち出す。今年7月に経営統合した学生援護会が持つ「an(アン)」や「DODA(デューダ)」といった知名度の高い求人情報誌などを、いかにインテリジェンスの企業ブランドの向上に結びつけるか。現在、具体策を詰めているところだ。

 実は、インテリジェンスは2004年5月に、企業ブランドの認知度やイメージの向上を目指すブランディング活動をスタート。それまであいまいだった経営理念と企業ブランドをきちんと明文化して、それらを社内外に徹底的に啓蒙し続けることによって、2007年度までの3大目標「働きたい企業ナンバーワン」「顧客満足度ナンバーワン」「ブランドパワー ナンバーワン」を達成しようとしてきた。すでに大きな成果が出つつある。

 例えば、「はたらくを楽しもう」というブランドスローガンの認知度が徐々に高まり、2005年9月の都内での社外調査では24%だったが、今年2月には38%まで拡大。同業者のブランドスローガンの中では認知度が最も高くなったという。スローガンの認知度が高まれば企業の認知度も高まり、法人営業がしやすくなるうえ、同社に登録しようという個人顧客も増える。

正社員の離職率が低下した

図版
インテリジェンスの古市知元・常務。2002年4月にマッキンゼー・アンド・カンパニーから転職し、2002年10月に始めたブランド構築プロジェクトを指揮

 ブランディング活動のおかげで、インテリジェンスは正社員の離職率も大幅に低下した。同社は以前は起業を推奨する風土が強かったため離職率が高かったが、事業拡大に伴い、優秀な人材は10年は引き留めたいと考えるようになっていた。離職率の具体的な数値は明らかではないが、社内調査によると、「明日転職するなら当社を選ぶ」と考える社員が60%から69%に増えたという。この数値は2004年7月と2005年6月の比較。同社はブランディング活動による社員の会社や仕事に対する意識の変化を毎年1回ずつ調査し続けている。「ブランドが仕事に良い影響を与えている」と考える社員は52%から73%まで増えた。実際、2006年9月に終わった2005年度の業績は過去最高となる見通し。4期連続の増収増益で、売上高526億円、営業利益36億円である。

 同社は具体的なブランディング活動として、テレビや新聞、雑誌、電車などでの積極的なブランド広告はもちろん、企業ロゴを刷新したり、インテリジェンス・ブランドの意味を説明する小冊子とカードを配布している。「事例などを紹介するイントラネット上のブランディング活動ページもすごい数になってきた」(古市知元・常務)。さらに、鎌田和彦社長が社員に対してことあるごとに企業ブランドの重要性を訴えている。同社のブランド構築プロジェクトを支援したコンサルティング会社グラムコ(東京・中央)の山田敦郎社長は、「鎌田社長は自社ブランドに合わない事業には手を出さないというほどの強固な意志を持つ」と明かす。

コメント0

「日経情報ストラテジー発ニュース」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官