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iPod nanoの部品コストは1年で17.73ドル低下

メモリー・メーカーにとってアップルの魅力は薄らぐ

2006年11月6日(月)

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 電子デバイス関連の市場調査会社米iSuppli社によると、米アップルコンピューターの携帯オーディオ「iPod nano」のメモリーなどすべての部品の合計コストは、2005年9月発売の初代iPod nanoの2Gバイト・モデルで89.97ドルだったが、2006年9月発売の2代目iPod nanoの4Gバイト・モデルは72.24ドルだった。

 アップルは、この1年でiPod nanoの搭載メモリー容量を倍にして部品コストを80%に抑えたことになる。しかし、NAND型フラッシュ・メモリー価格のこの1年の下落幅からすると、17.73ドルのコスト削減は大きいとは言えない。

 2005年9月にiPod nanoが発売されたとき、その販売価格の安さからメモリー購入額はいくらなのか話題になった。2005年第4四半期のNAND型フラッシュ・メモリーの市場価格は2Gバイトで88ドルであり、iSuppli社が分析した初代iPod nano2Gバイト・モデルのメモリーを含めた全部品コストと2ドルしか変わらない。すなわちメモリー以外の部品コストを考えれば、市場価格よりもかなり安い価格でアップルはメモリーを調達したことになる。

 しかし、2006年9月発売の2代目iPod nanoの場合、アップルは初代iPod nanoの時ほど割安な価格でフラッシュ・メモリーを調達していない。2006年第3四半期のNAND型フラッシュ・メモリーの市場価格は4Gバイトで約56ドルであり、iSuppli社の分析した2代目iPod nanoの全部品コストよりフラッシュ・メモリーの市場価格の方が16ドル以上安かった。

 すなわち、メモリー以外の部品コストを考慮すればアップルが市場価格よりメモリーを安く調達したとはいえ、2005年9月の初代iPod nano登場時ほど圧倒的なコスト削減にはならなかった。

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「iPod nanoの部品コストは1年で17.73ドル低下」の著者

菊池 珠夫

菊池 珠夫(きくち・たまお)

日経BP CTI主任研究員

日経BPクリーンテック研究所が実施してきたスマートシティ・プロジェクトやスマートハウス・ビル調査に従事。韓国、米国、中国など幅広い地域のスマートシティの調査実績がある。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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