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カシオ計算機

「デジカメ頼み」で目指す利益率10%の危うさ

  • 瀧本 大輔

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2006年11月21日(火)

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 創業50周年を迎える2008年3月期に、売上高営業利益率10%という目標を掲げているカシオ計算機。11月、2007年3月期中間決算の説明会の場で、樫尾和雄社長は「創業50周年を最高の決算で締めくくる」と話し、改めて目標達成への意欲を見せた。

 それもそのはず。カシオは中間決算で、2007年3月期の連結売上高を6300億円(従来予想は6200億円)に、営業利益を510億円(同500億円)に上方修正した。好業績を牽引しているのは、デジタルカメラと携帯電話。いずれも、カシオが得意としてきた「軽薄短小」型の製品である。

デジカメと携帯電話のヒットで株高が続く

 今年5月、カシオは薄型デジカメ「EXILIM(エクシリム)」に1000万画素を超す高解像度のモデルを他社に先駆けて投入した。大きな液晶画面の搭載でも先行するなどして、ヒットが続いた。携帯電話は、KDDI(9433)の「au」向けに腕時計「Gショック」で培った耐水・耐衝撃の技術を採用。デジカメや地上デジタル放送受信の機能を充実させた製品も、消費者の支持を集めた。強みを持つ既存技術の横展開を進める戦略が、いずれもうまく機能した格好だ。

 ヒットを連発し収益性を向上させるとともに、財務基盤の強化も前倒しで進めていた。新株予約権付き社債200億円を10月に繰り上げ償還し、有利子負債自己資本比率は0.5倍を割り込んだ。

 こうした取り組みなどが評価されて、株価は最高値を更新し続けている。昨年12月、当時の上場来高値だった2070円を約20年ぶりに抜いた。その後は一時的に下げたものの持ち直し、11月16日には2815円をつけ、さらに高値を更新した。「営業利益率10%に向けた視界は開けてきた」(外資系アナリスト)とする意見もあるなど、投資家はカシオが掲げる利益目標の達成に期待しているようだ。

 ただし、予想株価収益率(PER)が約28倍という現状は、やや割高感があるうえ、目標の達成には大きな懸案事項もある。液晶パネルや半導体などを製造するデバイス部門の落ち込みが激しく、業績の足を引っ張っているのだ。

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