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早くも上がる「その次」の声

セイコー創業家内紛、グループ再編に発展も

  • 編集委員 田中 陽,安倍 俊廣

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2006年12月5日(火)

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名門グループの次なる総帥は誰に…

 「グループ内で真二さん待望論が広がっていますよ」。セイコーグループの創業家に近い関係者はこう語る。

 11月16日に勃発したセイコーインスツル(SII)の創業家会長の解任劇。新保雅文氏を社長とする新体制は発足したばかりだが、早くも社内外で“その次”が取りざたされ始めた。その軸になりそうなのが、解任された服部純市氏の2歳違いの弟、真二氏である。

 1975年に慶応義塾大学を卒業後、84年精工舎に入社。2003年からセイコー子会社、セイコーウオッチ社長を務めている。その真二氏が早晩、SIIの経営に参画してくるのではないか、との見方が浮上している。

ウオッチ事業で対立か

服部純市氏が主なSII株主に送った文書
服部純市氏が主なSII株主に送った文書

 発信源の1つはほかならぬ純市氏だ。11月24日、創業家が大半を占めるSII株主に一連の解任劇に対する自らの主張を記した文書を送付。解任は「(叔父でセイコー名誉会長である)礼次郎氏と、弟の真二が画策したため」と指摘。SIIとセイコーのウオッチ(時計)事業の統合に対する意見の違いが、そもそもの原因だとした。

 セイコーグループはSII、セイコー、セイコーエプソンの3社が中核だが、会社をまたがって重複し、互いに競合する事業もある。それをどう整理し、グループの競争力を高めるか。純市氏は数年前からその道筋を描こうとしていた。その手段の1つがウオッチの再編。SIIがセイコーの同事業を買収し、製造から販売までを一貫して手がけるという筋書きだが、礼次郎氏などは了承しなかった。

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