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東芝

「攻めの経営」に見える“明と暗”

2006年12月11日(月)

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 西田厚聰社長の下、原子力や半導体への大型投資で「攻めの経営」を標榜する東芝。一見すると業績は好調で、順調に成長しているように思えるものの、最近は明暗の両方が目立つようになった。

 「全部門で増収となり、目標を上回る業績を達成できた」

 東芝の村岡富美雄専務は2006年9月中間決算の席でこう強調した。売上高は前年同期比9%増の3兆1620億円、営業利益は27%増の652億円と大幅な増収増益だったからだ。通期の売上高と営業利益の目標も上方修正した。業績不振に苦しむライバルの日立製作所(6501)とは対照的である。

社会インフラや白物家電は好調、電子デバイスは目標達成できず

 上ぶれを牽引するのは、電力や医療関係などを扱う社会インフラ部門だ。この中間期では、前年同期の3倍の106億円の営業利益を達成した。日本を含めた世界で進む放送のデジタル化に伴い成長が続く放送システムや、欧米など海外でシェアを伸ばしている高性能なCT(コンピューター断層撮影装置)スキャナーなどの医療用画像診断装置が好調だった。

 前年同期に赤字だった家電部門が11億円の営業黒字に転換したことも大きかった。冷蔵庫や洗濯機などの白物家電と、産業用の照明が好調だった。

 “予想外”に好調だった事業がある一方で、当初の計画通りにいかなかった事業もある。西田社長が最重点事業に位置づけ、中間期に好調だった電子デバイス部門だ。NAND型フラッシュメモリーとシステムLSI(大規模集積回路)などの半導体と液晶ディスプレーは、前年同期を36%上回る569億円の営業利益を達成した。

 にもかかわらず、電子デバイス部門は、期初計画を達成できなかった。通期の予想も期初と比べて、売上高は700億円減の1兆5500億円、営業利益も250億円減の1300億円に引き下げた。半導体部門で稼ぎ頭の、NAND型フラッシュメモリーの価格下落が顕著であることが最大の理由だ。

 「NAND型フラッシュの価格は50%下落しており、損益に影響を与えた」(村岡専務)。NANDの需要は依然として強いものの、価格下落は予想を上回るペースで加速しており、通期の予想達成にはハードルがある。当初予定よりも発売時期と台数がずれこんだソニー(6758)の「プレイステーション3(PS3)向け」の半導体も影響している。

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「東芝」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス記者

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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