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Wii、“自分磨き”に照準

健康や語学、家族団欒の演出狙う任天堂

2006年12月12日(火)

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 ついに日本でも発売された任天堂の次世代ゲーム機「Wii(ウィー)」。12月2日の発売日の前夜から家電量販店などに行列ができ、約40万台あった初回出荷分は初日だけで完売した。

 しかし、列をなしてWiiを買い求めたのは、ほとんどがゲームファン。任天堂がWiiに託した至上命題は「ゲーム人口の拡大」で、Wiiの発売は序章に過ぎない。シニア世代などゲームに見向きもしなかった層をゲーム機に振り向かせるための「隠し玉」は、これから登場する。

次はダイエットやテレビ前留学

 Wii本体を購入したゲームファンたちの多くが同時に購入したソフトは、「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」。ゲームファンに絶大な支持を得ている人気シリーズだ。だが、任天堂の岩田聡社長はこう語る。

 「ゼルダの伝説よりすごいゲームを毎年作ったとしても勝てるわけではない。Wiiと家族の関係が変わるソフトをどれだけ早く生み出すかが勝負」

 その決め手となるソフトはどんなものか。キーワードは「自分磨き」だ。

 早ければ来年の夏にも登場する「ヘルスパック(仮称)」がその1つ。「健康になろうよ、というソフト」(宮本茂専務)と言うように、画面の指示に従い走るなどして、日々のエクササイズを実現するゲームである。任天堂は詳細を公開していないが、脈拍センサーや足の動きを検知するマットなどとセットで発売されると見られる。

 Wiiは据え置き型のため周辺機器による拡張性が高く、体を動かすようなゲームも可能だ。「家族の健康を気にしない人はいない。ものすごく巨大な市場」(岩田社長)。

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「Wii、“自分磨き”に照準」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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