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アドバンテスト

受注減速も株価は堅調、市場の期待に応えられるか

  • 中島 募

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2006年12月12日(火)

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 「後半から受注が減速した」。半導体検査用装置を手がけるアドバンテストの2006年9月中間期決算発表会の場で、丸山利雄社長は肩を落とした。

 同社の中間決算は、決算の数字だけを見ると好業績だ。売上高は、前年比12.5%増の1204億9200万円、営業利益は同42.1%増の321億9900万円だった。にもかかわらず丸山社長が肩を落としたのは、期初計画を達成できなかったからだ。

 第1四半期は計画通りに推移したものの、夏頃に受注が大幅に減少した。この影響で中間期の売上高が目標の1300億円を下回った。同社は今回の結果を受けて、通期予想の売上高を100億円引き下げて2550億円、営業利益を50億円引き下げて650億円とした。

 半導体検査用装置は、フラッシュメモリーDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)などのメモリー分野向けと、システムLSI(大規模集積回路)やMPU(超小型演算処理装置)など非メモリー分野向けの大きく2種類に分かれる。今回アドテストの業績を牽引したのはメモリー分野である。

 DRAM用装置は、エルピーダメモリ(6665)や韓国サムスン電子などのアジア勢が、米マイクロソフトの次期OS(基本ソフト)「ウィンドウズ・ビスタ」などによる需要拡大を見込んだ設備投資を続けていることを受けて好調に推移した。フラッシュ用の装置も、米アップルコンピュータの携帯音楽プレーヤーやSDメモリーカードなどの記録メディアの増加により堅調だった。

下期の回復期待も10月に腰折れ

 今回のアドテストの下方修正の原因は、非メモリー分野の不調だ。

 デジタル家電や車載向けIC用の装置は好調に推移したが、MPU用や液晶ドライバーIC用の装置に「一服感が出て低調に推移した」(丸山利雄社長)。MPU用の大手顧客である米インテルの業績が低迷していることや、今夏にドイツで開催されたサッカー・ワールドカップ需要の反動で液晶ドライバーICの在庫が増加したことなどが原因と見られる。

 丸山社長は「液晶ドライバーICの在庫調整は下期に終了すると見ている。(MPU用製品の)T2000も顧客数が拡大して需要を回復できる」と見込むが、先行きは楽観視できないようだ。

 日本半導体製造装置協会(SEAJ)が11月30日に発表した製造装置の受注統計では、日本製検査用装置の10月の受注高は前月比50.6%減の170億700万円、販売高は39.0%減の197億3600万円にとどまった。

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