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日産自動車

環境、新車開発から見る日産ゴーン反撃のシナリオ

  • 宮東 治彦

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2006年12月19日(火)

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 ゴーンマジックは消えたのか――。国内販売の低迷や業績の伸び悩みから、業界では日産自動車(7201)に対する懐疑的な見方が増えている。

 確かに、高い目標達成を課せられ続ける社員、コスト削減を強いられ続ける部品メーカー、売れるタマ(新車)が少ないのに販売増を強いられる系列販売会社からは、「日産幹部はもう少し実態を見てほしい」と、恨み節が漏れてくるのも確かだ。

 だが、知らず知らずのうちに、そうした弱気ムードが、日産に対する見方に影響していないだろうか。今回はあえて、逆張りの発想で日産の実力を見ることにした。同社が行った2つの発表に着目した。

燃費を10%向上させるガソリンエンジン

 その1つは、2010年に向けた日産の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム」だ。この発表内容でほとんどの記者が報道しなかった技術がある。「バルブ作動角・リフト量連続可変システム」という、日産では「VEL」と呼ぶガソリンエンジンの燃費向上技術がそれだ。

 VELを簡単に説明すると、ガソリンエンジンにガスを吸入するバルブの開閉を連続的に可変制御することで、低回転時などの際でもガスが入りやすくし、エンジンの効率を上げる技術だ。これにより、エンジンのトルクが増大するほか、燃費が約10%向上する。日産はこのシステムを2007年度から順次、世界で搭載していくという。

 実はこの技術は、ホンダが9月、「進化型VTECエンジン」と称して開発したと発表したのと同種の技術だ。ホンダは今後3年以内に量産車に搭載するとしているが、日産は来年度からと先行する構えだ。ハイブリッド車では、トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)の後塵を拝する日産だが、ガソリンエンジンでは先行する分野もある。

開発期間を平均18カ月から10.5カ月に短縮する新デザインセンター

新デザインセンターのお披露目に登場した
カルロス・ゴーン社長

 もう1つは、厚木テクニカルセンターで全面刷新したデザインセンターである。

 「これまでは会社再生に力を割かれたが、今後はいろいろな投資も行っていく。最新技術の粋を集めたこの拠点で、効率のよい新車開発が可能になる」

 12月12日、デザインセンターでスピーチしたカルロス・ゴーン社長は今回のセンター設置で、従来は平均18カ月だった新車開発期間を、最速10.5カ月に短縮できると強調した。中村史郎・常務執行役員チーフクリエイティブオフィサーも「開発期間の短縮、質の向上、コスト削減が可能な、文字通り戦略拠点になる」と述べた。

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