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トヨタ、フォード提携交渉

東京で極秘のトップ会談

  • 本誌編集部

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2007年1月9日(火)

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 トヨタとフォードが密かに提携交渉に入った――。フォード首脳2人が2006年12月に緊急来日、トヨタとトップ会談をした。米名門フォードと、世界王者が近いトヨタが結びつく狙いと経緯を徹底報告する。


世界の自動車再編に新展開
生産、環境技術で日米協力

 トヨタ自動車と米フォード・モーターが、生産や環境技術など幅広い分野での協力を含めた提携交渉に入ったことが、本誌の取材で明らかになった。

 トヨタの張富士夫会長と、フォードのアラン・ムラーリー社長兼CEO(最高経営責任者)、マーク・フィールズ執行副社長は2006年12月に東京都内で極秘に会談、米国を中心に世界各地での協力関係について話し合った。

 フォードは2006年1~9月期で72億ドル(約8500億円)の純損失を出し、リストラの真っ最中。2012年までに16生産拠点の閉鎖・縮小と最大4万4000人の削減を柱とする再建計画に取り組んでいる。2006年12月には子会社の株式などを担保に最大230億ドル(約2兆7000億円)の資金調達を決め、復活へ踏み出す態勢が整った。生産や環境技術で先行するトヨタと提携すれば再建への大きな後押しとなる。

 トヨタとの会談は、2006年9月に米ボーイングからフォードに移ったばかりのムラーリーCEOの表敬訪問という形を取りながらも、将来にわたり両社が協力できそうなテーマについて意見を交わした。

ハイブリッドでの提携拡大も

提携交渉の範囲は幅広い

 提携可能なテーマとして、議題になったのは、環境技術での協力拡大だ。 既にトヨタは2004年からグループ企業のアイシン・エィ・ダブリュ(AW)を通じ、ハイブリッド車の主要部品などをフォードに本格的に供与している。フォードはこれを基にSUV(多目的スポーツ車)「エスケープ」のハイブリッド車などを開発した。今回はこうしたシステム供与の積み増しなどが議論された。

 同時に、規制の高まりを受けて、中国や欧州での環境対策で協力を探ることでも一致した。各国の規制に対応するため、米国を含めた世界各地での協力も検討する。

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