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2007年を斬る: 人口減社会の実像(後編)

人口政策には限界、一人ひとりの合理的選択に委ねるのみ

  • 水野 博泰

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2007年1月15日(月)

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 人口を人為的に制御することはできない。一人ひとりの選択に委ねるしかない。その選択が合理的であるように議論を尽くして考え抜くことが、今に生きる者の未来への責任だ。国立社会保障・人口問題研究所の金子隆一・人口動向研究部長は、そう訴える。(聞き手は、日経ビジネスオンライン副編集長=水野 博泰)
【関連記事】2007年を斬る: 人口減社会の実像(前編) 50年後に日本の人口は9000万人に、そして減少は止まらない

前編から続く

NBO 何かとんでもないことでも起きない限り、1.26の出生率が2を超えていくようなことは社会現象として考えにくいようですね。日本の人口は減り続けるしかないのですか? “底”は全く見えていないんですか?

金子 はい。今回の人口推計は2055年時点までのものですが、あくまで参考として2056年から2105年までのさらに50年間についても推計をしました。2055年の状況のままで推移すると仮定したものです。

NBO 100年後の2105年に人口はどのくらいになるんでしたっけ?

金子 4459万人です。出生率を中位、死亡率が中位とした場合です。

NBO なるほど。資料によると、最悪の場合(出生率が低位、死亡率が高位)で3357万人、最良の場合(出生率が高位、死亡率が低位)でも6274万人ですね。要するに100年後に日本の人口が半減することはほぼ間違いないのではないかと。

金子 参考推計としてはそうなっています。

国、民族、伝統、文化の存亡の危機

NBO グラフ(図2)を見る限り、定常点は全く見えないですね。

金子 ないですね。数学的にはゼロに均衡していきます。

NBO これは、凄まじいことですね。言葉を選ばないで言うと、年金がどうのこうのというのが目先だけを見たちっぽけな問題のような気がしてきました。国とか民族、伝統、文化の存亡がかかった話じゃないですか。

金子 私たちもそういうふうに思っています。もちろん、年金や社会保障システム、経済の問題も間近な問題として重要であることは当然ですが…。もちろん、100年先までに何があるかということを予測するというのは、人類の力量をはるかに超えています。繰り返しますが、「現在の状況がこのまま続いたら」という仮定に基づいた参考値を示すことによって、今後の議論の1つの基準として見ていただくことが重要だと思います。

NBO 2105年以降については数字を出していないんですか?

金子 いえ、さすがにそこから先は出していません。

NBO そうですよね。2世紀先みたいな話は、いくら科学的にやったとしても荒唐無稽な話になりかねないですからね。

金子 そうですね。

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