• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

豪州大家さん、日本で急増

国内物件のファンドが規制を嫌い海外に上場

2007年1月23日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 東京・新橋駅前、カラオケの「ビッグエコー」に居酒屋の「和民」「魚民」「笑笑」などが1棟に集まった雑居ビル。埼玉県川口市郊外、深夜1時まで営業する食品スーパー「サミットストア川口エルザタワー店」。都心から車で1時間半、千葉県白井市にある築10年余りのファミリー向けマンション――。

 場所もばらばら、用途も違う不動産だが、1つだけ共通点がある。大家さんがオーストラリアにいることだ。これらの物件を所有するのは1カ月前の12月18日にオーストラリア証券取引所に上場した不動産ファンド、ガリレオ・ジャパン・トラスト。日本管財などが母体となり、全国で21物件を集めて上場した。

豪年金は不動産で運用

カラオケの「ビッグエコー」に居酒屋の「和民」「魚民」「笑笑」などが1棟に集まった雑居ビル
サミットストア川口エルザタワー店
ファミリー向けマンション
マンションや商業施設、居酒屋が集まった雑居ビルなど、オーストラリア証券取引所に上場したファンドが所有する不動産はバラエティに富む (写真:村田 和聡)

 実は、日本の不動産を所有するファンドがオーストラリア市場に上場するケースが増えている。2005年4月、オーストラリア版REIT(不動産投資信託)として上場を果たしたバブコック・アンド・ブラウン・ジャパン・トラストを皮切りに、昨年10月にはオーストラリアの不動産会社がスポンサーを務めるルビコン・ジャパン・トラストが後に続いた。先のガリレオは3番目である。

 現状では3銘柄だが、海外の生命保険大手や金融グループなどの名前も取り沙汰されており、日本の不動産を対象にしたファンドのオーストラリア上場は今後も続くと見られる。

 なぜオーストラリア市場なのか。理由は大きく2つある。1つは、不動産に投資する年金基金の旺盛な需要だ。

 「オーストラリアの年金基金は運用資産の一部を不動産で運用することになっている」。ガリレオが保有する物件の管理を手がけるセキュアード・キャピタル・ジャパンの高梨勝也社長はこう解説する。その比率は15%。同国の案件には限りがあり、おのずと海外の不動産に目が向く。

 それに、日本の不動産は相対的に投資リターンが高い。世界的には不動産の利回りと長期金利の差はほとんどなくなっているが、日本はまだ2%前後の差がある。不動産に投資しなければならないオーストラリアの年金基金にとって、日本ほど魅力的な市場はない。

 そして、もう1つの理由が当局の規制である。

コメント1

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「豪州大家さん、日本で急増」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

現在の携帯電話は、昔の電話と比べて100倍豊かでしょう。クルマもきっとそうなります。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO(最高経営責任者)