• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

パソコンがテレビの「頭脳」に

マイクロソフト「ビスタ」不発でも家電各社に脅威

  • 山崎 良兵 , 中島 募 , 大竹 剛

バックナンバー

2007年1月30日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 米マイクロソフトは1月30日、パソコン向けOS(基本ソフト)「ウィンドウズ・ビスタ」を発売する。ウィンドウズの新製品が発売されるのは実に5年ぶりのことだ。「ビスタの投入で、消費者向けのパソコン市場が盛り上がる」。マイクロソフトWindows本部のジェイ・ジェイミソン本部長は、ビスタ発売前の日本での記者会見で期待を込めて語った。

ソニーのビスタ搭載パソコン「テレビサイドPC」。薄型テレビに接続してリモコンで操作する。店頭推定価格は13万円 (写真:村田 和聡)
ソニーのビスタ搭載パソコン「テレビサイドPC」。薄型テレビに接続してリモコンで操作する。店頭推定価格は13万円 (写真:村田 和聡)

 だが、ビスタ発売を9日後に控えた日曜日に都内の家電量販店を歩くと、パソコン売り場の盛り上がりはいま一つ。多くは店頭に発売日までの日数をカウントダウンするPOP(店頭販促)を掲げていたが、目を引きつけたのはそれくらい。ビスタを体験できるデモ用のパソコンは秋葉原の大型店ですら1~2台しか見当たらない。興味を持って立ち止まった人も、ほとんどがマウスを数回クリックしただけで立ち去っていた。

 機能面では、従来の「ウィンドウズXP」よりもインターネットが使いやすくなり、セキュリティー機能などが改善された。ところが、ある店員は「新機能をどのようにアピールしてよいのか、売り方がまだ分からない」と困惑する。

 実は、これは無理もない。ビスタの本当の目玉は、これまでのパソコンの使い方の延長線上にはないからだ。「パソコン売り場では魅力の伝わらないパソコン」。ビスタを搭載した新機種の特徴はここにある。

 では、どこでその魅力は伝わるのか。マイクロソフトがマスコミ向けに東京都港区に開設したショールームに謎を解くカギがある。そこでは、ビスタを使って従来とは全く異なるパソコンの活用方法を紹介している。

HPなどテレビに照準

 ショールームは家庭のリビングを再現、その中心にビスタ搭載のパソコンをつないだ大画面の薄型テレビが鎮座する。テレビにはビスタの操作画面が表示されているが、それは普段オフィスなどで目にするパソコンのそれとは一見して異なる。基本的な操作にキーボードは不要で、テレビ番組の録画・再生やインターネット上のコンテンツ配信サービスなどもリモコンのボタン1つで楽しめるのだ。

家庭向け製品「ウィンドウズ・ビスタ ホームプレミアム」の主な機能

 マイクロソフトはこの機能を「ウィンドウズ・メディアセンター」と呼んでいる。いわば、パソコンがリモコンで操作できるデジタル家電に変身し、大画面薄型テレビでインターネットやパソコンに蓄積した映像や音楽などのコンテンツを楽しむための“頭脳”の役割を果たすわけだ。メディアセンターは一般家庭で使うパソコン向けビスタの主力製品に標準搭載している。

 この新機能にこそ、マイクロソフトの戦略が浮かび上がる。これまでソニーや松下電器産業など家電メーカーの牙城だったリビングへの挑戦であり、それは、マイクロソフト以外のIT(情報技術)企業にも参入のチャンスをもたらす。

 例えば日本ヒューレット・パッカード(HP)は「今年はコンシューマー向け製品をどんどん展開していく」(岡隆史・副社長執行役員)と販売増に意欲を燃やす。HPは従来1モデルだけだった家庭用パソコンを4モデルに増やし、上位機種には「HDMI」というケーブル1本で薄型テレビと接続し、大画面でメディアセンターの機能をより簡単に使えるようにした。

 こうした“テレビの頭脳”となるパソコンを使って、消費者がリビングで多様な番組を楽しめるように、マイクロソフトは豊富な映像コンテンツを保有する企業との関係強化に乗り出している。ビスタ発売に先駆け、米テレビ放送大手であるフォックスのインターネットサービス「フォックススポーツ・ドットコム」との提携を強化。アメリカンフットボールや野球などの番組に加え、試合結果や選手の情報なども配信するサービスを充実させた。

コメント8件コメント/レビュー

大画面テレビにPCを接続する人はいますでも、接続するだけで、PCは使うときだけ電源を上げます。世の中、京都議定書を持ち出すまでもなく省エネです。メーカが待機電力ゼロといってる機械でも信じないでコンセントを抜く、なんて人もいるのに、四六時中PCの電源を入れっぱなしにして無駄な熱を発生させ続ける訳がないでしょ。これで静かならともかくうるさくてしょうが無い代物では。だいたい電源ラインにノイズをまき散らし(今は増しになったのかな)、騒音をまき散らす機器を音を聞くための機器のそばで使おうと思うか??まあPCの音源でPC用の安物スピーカーでしか聞かない人を対象にしてるならしょうが無いけど、画面がでかくなれば音もそれなりを欲する野が普通でしょ。(2007/02/14)

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

大画面テレビにPCを接続する人はいますでも、接続するだけで、PCは使うときだけ電源を上げます。世の中、京都議定書を持ち出すまでもなく省エネです。メーカが待機電力ゼロといってる機械でも信じないでコンセントを抜く、なんて人もいるのに、四六時中PCの電源を入れっぱなしにして無駄な熱を発生させ続ける訳がないでしょ。これで静かならともかくうるさくてしょうが無い代物では。だいたい電源ラインにノイズをまき散らし(今は増しになったのかな)、騒音をまき散らす機器を音を聞くための機器のそばで使おうと思うか??まあPCの音源でPC用の安物スピーカーでしか聞かない人を対象にしてるならしょうが無いけど、画面がでかくなれば音もそれなりを欲する野が普通でしょ。(2007/02/14)

問題は、たかがテレビを見るのに何故ゆえにバカ高いパソコンを購入し、OS代として普通のテレビなら1台丸ごとを買えるほどの出費をしなければならないか。ということです。消費者に選択の余地がなく、何が何でも高価なものを買う以外にないというのではたまらない。ハードウェアの能力も電力も、その大部分は消費者が必要としている機能とは全く関係ない部分に浪費され、しかも複数の会社にまたがるソフトウェアとハードウェアの組み合わせは責任の所在をあいまいにし、複雑化した製品の信頼性は下がる一方、正常動作しなくても消費者は泣き寝入りする以外にない。テレビを買ったら毎年セキュリティソフトやOSをアップデートし続けないといけない時代がもうすぐやってくるんですかね? 勘弁してください。食い物にされるのは嫌です。(2007/02/07)

Wii、PS3などのゲームに関する考察が全くなされてませんね~。一部のコアなマニアを除いて、わざわざ高いお金を払ってまで、ゲーム機や家電品ほどユーザーフレンドリーでなく動作の遅いPCを、リビングの大画面TVに接続する人はいませんって!!(2007/02/07)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

お客様が低価格に慣れてきている。

片岡 優 ジェットスター・ジャパン社長