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TDK

ビスタ発売で勝機、の事業構造

  • 田中 成省

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2007年1月29日(月)

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 大口顧客の米マックストアをライバルに買収された「マックストアショック」も克服し、ひと安心――。1月30日に発表となるTDKの2006年12月第3四半期決算では、2006年9月中間期決算で出たそんな傾向が、より鮮明になると見られている。

 マックストアは、HDD(ハードディスク駆動装置)の製造を手がける。TDKは連結売上高の4割をHDD用の磁気ヘッド事業が占め、マックストアは主要納入先の1つだった。2005年12月、そのマックストアがHDD最大手の米シーゲート・テクノロジーに買収されたことで、TDKはマックストアへの納入がそっくり抜け落ちる危機に直面した。というのもシーゲートは、磁気ヘッドをTDKなどの外部メーカーから調達するのではなく、内製しているからだ。

 マックストア分の販売分が大きく抜け落ちると見たTDKは、2007年3月期の磁気ヘッド事業の売上高を前期比10%減と見込んだ。だが、蓋を開けてみれば、折り返し点となる2006年9月中間期での同事業の売上高は、マイナスではなく、逆に前年同期比10%の増という結果だった。

 その要因は、磁気ヘッドを使うHDDがパソコン用の記憶装置だけでなく、HDDレコーダーなど他のデジタル機器に広まり市場規模が拡大したことが1つ。加えて、TDKが、ヘッドの読み取り能力が従来品の約5倍あるTMR(トンネル磁気抵抗)技術を使った新製品をいち早く市場に投入し、量産体制を整えたことも大きい。

 磁気ヘッドを製造する世界の主要メーカーはTDKを含め6社ある。その1社であるアルプス電気(6770)がTMRの投入で立ち遅れたこともあり、「磁気ヘッド業界は今や、事実上、TDKとシーゲートの一騎打ち」(ある電子部品メーカー)という状況になっている。この勢いをどこまで拡大し、磁気ヘッド事業の売上高を上積みできたかが、第3四半期決算の注目のしどころだ。

HDMI関連部品が動き始める

 他の事業分野ではどうか。くしくも第3四半期決算が発表される1月30日は、マイクロソフトの新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ・ビスタ」の発売日でもある。パソコンメーカーもビスタを搭載したパソコンの新機種を一斉に投入する。TDKは新OSの発売で、磁気ヘッドに続く柱の1つとして位置づけているコイルや電磁ノイズ対策部品などの「インダクティブ・デバイス」の需要が伸びる絶好の機会と見ている。

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