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ファイザー1万人減の衝撃

焦る日本の製薬大手、派遣MRで体質転換

2007年2月7日(水)

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 製薬世界最大手の米ファイザーが1月22日、新たなリストラ計画を発表した。全世界の従業員の1割に当たる約1万人を2008年末までに削減する。相次ぐ大型M&A(企業の合併・買収)で業容を急拡大し、世界の製薬業界の再編をリードしてきたファイザー。そんな同社の経営転換は、規模で大きく劣る日本の製薬会社に衝撃を与える。

主力薬の特許切れ補完できず

 ファイザーがリストラへ経営の舵を大きく切ったことは、同業他社が追随してきた勝利の方程式「ファイザーモデル」の破綻を意味する。

 そのモデルとは糖尿病や高血圧症、高脂血症といった患者が多く需要の大きい生活習慣病の薬を、膨大な費用や人員を投入して売上高1000億円を超える「ブロックバスター」に育て上げるというもの。そのために必要となる巨額の研究開発費や販促費、人員を賄うためにファイザーはM&Aを繰り返してきた。そして、ほかの製薬大手も同様にM&Aによる規模の拡大を追求した。

 製薬業界の世界的な再編を促してきたモデルが崩壊し始めた理由は明白。各社の主力薬が特許切れを迎えていることだ。欧米市場で特許が失効すると、後発医薬品にシェアを奪われて売り上げが激減する。特許が切れた主力薬を補完する大型新薬を発売できなければ、業績の大きな落ち込みは避けられない。

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「ファイザー1万人減の衝撃」の著者

中野目 純一

中野目 純一(なかのめ・じゅんいち)

日経ビジネス副編集長

2012年4月から日経ビジネス副編集長。マネジメント分野を担当し、国内外の経営者、クリステンセン、ポーター、プラハラードら経営学の泰斗のインタビューを多数手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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