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LNGを基盤に新たな経済圏構築に向けて動き出したカタール

カタール金融センターCEO スチュアート・ピアース氏インタビュー

  • 阪田 英也

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2007年2月23日(金)

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 昨年12月、「第5回アジア競技大会」の開催国となったカタール。首都ドーハはサッカーファンにとっては忘れられない地名である。この中東ペルシャ湾の小国カタールが世界第3位の液化天然ガス(LNG)埋蔵量を誇り、2010年にはインドネシアを抜いて世界最大のLNG輸出国に躍り出ることはあまり知られていない。

 カタール政府は今、このLNGを基盤とした新たな経済圏、観光立国を目指し、2012年までに総額1300億ドルを投ずる予定だ。この巨大プロジェクトの資金調達を目的に2005年5月に開設されたのがカタール金融センター(QFC)である。

 先頃来日したカタール金融センターCEO スチュアート・ピアース氏に、QFCの役割、その将来構想について聞いた。(聞き手:ビジネス局企画編集部長 阪田英也)


―ここ10年間のカタールの経済成長には目覚ましいものがありますね。

カタール金融センターCEO スチュアート・ピアース氏

カタール金融センターCEO
スチュアート・ピアース氏
 (写真:中西 昭、以下同)

 1990年代初めに70億ドル台だった国内総生産(GDP)は、2004年に名目で421億ドルと6倍以上に成長しています。実質GDP成長率も2004年9.9%、2005年8.8%、2006年は9.3%と堅調です。また、国民1人当たりの所得は既に日本(3万5700ドル)を抜き、2005年には5万600ドルに達しています。これは世界のトップクラスの水準です。

―その急速な成長を支えているのが、液化天然ガス(LNG)ですね。

もともとLNGは石油に比べて、環境に優しいクリーンなエネルギーとして注目されてきました。カタール北東部の海底に広がるガス田は世界第3位の埋蔵量があります。2006年の段階でカタールのLNG生産能力は既に年間3000万トン。2010年には、これが7700万トンまで増大し、全世界のLNG需要の30%を賄う世界最大のLNG輸出国になります。

―まさに“LNG生産の世界的拠点”となるカタールですが、LNG開発を含めカタール発展のための大型プロジェクトには巨額の投資が必要では。

 その通りです。まず、カタールにはLNGという膨大なエネルギー資源があり、これを基盤として「石油、ガス、公共サービス」「工業、商業、交通」「教育、医療、人材開発」「観光、スポーツ、レクリエーション」など様々な産業分野を発展させようとしています。

 いわばLNG立国、観光立国実現のため、カタール政府は2012年までに総額1300億ドルを投ずる予定です。こうした巨大プロジェクトの資金調達には、従来の物的担保中心のコーポレートファイナンスではなく、キャッシュフローを担保とする高度なプロジェクトファイナンスが用いられます。カタールの持つ経済基盤と今後見込まれる急速な経済成長が担保ということです。

―そのプロジェクトファイナンスに参入する世界各国の金融機関誘致がカタール金融センター(QFC)の役割ですね。

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