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伊藤園

赤字でも買収、第3の柱構築の勝算

2007年2月26日(月)

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 伊藤園の株価が上昇基調にある。2006年9月に4000円台だったが、11月半ばには3400円台まで急落した。ここに来て、徐々に回復し、現在は3800円台まで戻してきた。

 株価が急落した要因と株式市場で見られているのが、コーヒーチェーン「タリーズコーヒー」を約300店舗展開するフードエックス・グローブ(FXG、東京都港区)の買収だ。2006年10月26日、伊藤園はFXGの発行済み株式を51%取得し、子会社とした。FXGの業績は、2006年3月期で営業利益は3億6400万円の赤字、当期純利益で11億6100万円の赤字となっている。このため、買収は伊藤園の業績にとって、マイナス要因に働く。

洋風ブランドを入手

 もっとも長期的には、お茶飲料、野菜飲料に続く「第3の柱」としての期待がかかる。伊藤園はこれまでも「サロンドカフェ」などのブランドで、コーヒー事業を展開していた。しかし、同事業の売上高は2006年4月期で約179億円。全社の連結売上高が2881億円なので、比率は10%に満たない。

 「伊藤園には和風のイメージがあって、いくら投資しても思うようにブランドを確立できなかった。このため、売り上げが伸びなかった」(本庄八郎社長)。知名度の高いタリーズを入手したことで、和風のブランドを中心に展開してきた同社にとって念願だった“洋風”のブランドを導入できた。

 伊藤園は、2006年11月15日付で、荻田築副会長など4人をFXGに送り込んだ。まず、原価と経費の見直しに着手し、財務面から企業体力を強化する。お茶飲料で茶園から手がけて原材料コストを管理している体制を敷く伊藤園にしてみれば、コーヒー豆を商社などから仕入れているFXGにはコスト削減の余地があると見る。また、2007年3月までに不採算店の閉鎖なども進めていく。

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「伊藤園」の著者

戸田 顕司

戸田 顕司(とだ・けんじ)

食ビジネス シニアリサーチャー

「日経パソコン」「日経ビジネス」の記者、「日経ビジネス」兼「日経ビジネスオンライン」「日経トップリーダー」の副編集長、「日経レストラン」編集長などを務め、2016年3月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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