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津波経済、不安は連鎖する

同時株安から読む世界景気の断層

  • 杉山 俊幸, ニューヨーク支局 山川 龍雄, 金田 信一郎, 香港支局 谷口徹也

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2007年3月12日(月)

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 津波経済――。互いに複雑に絡み合うため、どこかで生じた変動が増幅しながら伝播し、世界的に壊滅的な打撃を与える経済を日経ビジネスは2005年10月17日号の特集でこう命名した。

 モンゴルでのマンション投資熱、半年で2倍に高騰したドバイの株価指数、中国人画家の作品に億円単位の高値がつく香港のオークション…。過剰流動性という名のマネーがリスクを疑うことを忘れたかのように世界を漂流する時代への警鐘だった。

中国の変調に日米欧が揺れた

 それから1年半、2007年2月末に世界の株式市場を津波が襲った。きっかけは、世界的に見れば、ほんのさざ波と言ってもいいほどの変調だった。

 旧正月明けの2月26日。中国の上海市場の代表的な指標「上海総合指数」が3000ポイントを上回り史上最高値を更新した。翌27日、1日で9%弱の下落を記録することになる。下落したのは外国人は基本的に投資できない上海A株。世界的なマネーの流れとは本来は無縁の閉じた世界の出来事だった。

 ところが、隔絶された存在であるはずの上海市場での株安が世界に伝播する。欧米、日本の株価指数は軒並み値を下げ、世界同時株安となった。その日こそ「明日になれば値を戻す」という楽観論も聞こえたが、下落が続いた。

 野村資本市場研究所の大崎貞和研究主幹はこう語る。

 「冷静に考えた方がいい。発端となった上海A株に外国人は投資できないはず。なのに、米国のダウ工業株30種平均が即座に急落したという事実に我々はもっと驚くべきではないか」

 まさかの出来事に直面したマネーは理屈ではなく心理的なショックで動いた、と言えばいいのだろうか。各国の当局者は株安を受けて「実体経済はしっかりしている」と異口同音に唱えた。事実、世界経済の綻びが表面化したわけではない。にもかかわらず、経済の津波は実体と無関係に起きた。不安心理で眺めれば危うさを感じる動きがないわけではなかった。

コメント9件コメント/レビュー

この記事を読んで、何か違和感があるなと感じたが、なーんだ、タイトルのせいだった。内容は、主に株式市場をメインとした資本市場(グローバルなマネーの変調のオハナシ)なのに、「津波経済」だと。何でも片っ端から「経済」と付けないで頂きたい。「資本市場」が最近あまりにバカでかくなり、貿易取引をはるかに上回る規模になったのに、未だに「貿易黒字」を理由に円高を唱えるエコノミスト(長期で見れば影響はある)がいると思えば、この著者のように、短期的な資本市場の変動を、経済に打撃と唱えたりする人がいる(景気に変動をもたらすのは相当先だろう、普通)。この手の記事や論文を、「世間知」という。一般の人がこういうのを読むと、「日本は貿易黒字なのに、なぜ円安が進行するの?」「あまり景気よくないのに、株価は上がるねえ?」となってしまい、マトモな経済学が信用されなくなる。(2007/03/13)

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この記事を読んで、何か違和感があるなと感じたが、なーんだ、タイトルのせいだった。内容は、主に株式市場をメインとした資本市場(グローバルなマネーの変調のオハナシ)なのに、「津波経済」だと。何でも片っ端から「経済」と付けないで頂きたい。「資本市場」が最近あまりにバカでかくなり、貿易取引をはるかに上回る規模になったのに、未だに「貿易黒字」を理由に円高を唱えるエコノミスト(長期で見れば影響はある)がいると思えば、この著者のように、短期的な資本市場の変動を、経済に打撃と唱えたりする人がいる(景気に変動をもたらすのは相当先だろう、普通)。この手の記事や論文を、「世間知」という。一般の人がこういうのを読むと、「日本は貿易黒字なのに、なぜ円安が進行するの?」「あまり景気よくないのに、株価は上がるねえ?」となってしまい、マトモな経済学が信用されなくなる。(2007/03/13)

個別銘柄のリスクを同時株安を通じて検証するにしては、前置きが物々しすぎるし、株安を個別銘柄から語るのには無理がある。羊頭狗肉とは言いたくないが企画倒れ。(2007/03/13)

夕刊Fや日刊Gじゃないんだから、その煽り論調記事、何とかなりませんか?日銀の利上げから何日後に上海が下げましたかね?世界中見ても中国のマスコミくらいです、関連性指摘してる輩は(とっくに昨年暮れから日本国内で利上げ騒ぎして来たのでは?)。投機マネーが引き上げたかどうか、商品相場見りゃわかるでしょう普通(まだいるんですよ彼らは)。キャリートレードもポジション調整程度、またやりますよ。日興の上場に関する記事とか見てると、ここもクオリティ落ちましたね。日朝新聞並み(あまちがえた)(2007/03/13)

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