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伊藤忠商事

連続最高益確実もオリコが懸念材料

2007年3月12日(月)

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 伊藤忠商事は、関連会社であるオリエントコーポレーションが多額の特別損失を計上することにより、2007年3月期の連結決算で約410億円の損失が発生することを明らかにした。

 資源関連の増益やカブドットコム証券など保有株式の売却益などがあるため、連結純利益の見通しは従来の1710億円から変えていないが、オリコ側からの追加出資要請への対応次第では、株価の足を引っ張る可能性もありそうだ。

提携効果に疑問の声も

 伊藤忠がオリコに出資を決めたのは、2005年2月。約700億円かけて投資した主な狙いは、重点分野のリテール部門の強化だった。出資後、伊藤忠はオリコと組んで、インターネットのポータルサイトを運営するエキサイトと連携したり、住宅リフォーム支援事業への参入などを手がけてきた。

 資本提携後、実質2期目となる今年度(2007年3月期)には、両社の間で100を超える協力案件が生まれ、営業利益ベースで約30億円の効果が生まれる見込みという。もっとも、証券アナリストなどからは「投資金額に比べリターンが小さい。提携の効果が薄い」との評価が出ていた。

 こうした見方に対し、金融・不動産・保険・物流カンパニープレジデントの塩見崇夫常務は「大きな果実を得ていくのはこれから」と反論する。例えば伊藤忠が伝統的に強い自動車事業であれば、海外の自動車ローンなどでオリコのノウハウを活用するといった青写真を描いていた。

提携後の思わぬ誤算

 それに冷や水を浴びせたのが、昨年の最高裁判決だった。利息制限法の上限金利を上回る金利で貸した消費者ローンについては、債務者の要求に応じて超過分を返還する必要があるとした。そのため、追加引当金などの積み増しを迫られたオリコが大幅赤字となった。伊藤忠にしてみれば、「出資した後の思わぬルール変更」(幹部)という不運に見舞われた格好となった。

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「伊藤忠商事」の著者

細田 孝宏

細田 孝宏(ほそだ・たかひろ)

日経ビジネス 副編集長

1995年早稲田大学卒業。日経BPに入社し、日経ビジネス編集に配属される。日経アーキテクチュア編集、日経ビジネス・ニューヨーク支局長などを経て現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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