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ビクター再生はGE流?

米TPGが披露した「もう1つの案件」

  • 田中 成省,大豆生田 崇志

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2007年3月22日(木)

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 「当初の入札予定は4社だったが、相場が上がり過ぎて2社が降りた。TPG? 気合入っているでしょう。圧倒的に高い価格を提示したとも聞いている」(ある投資ファンド)

 松下電器産業の子会社である日本ビクターの売却が大詰めを迎えている。3月9日に松下が実施した売却先の入札では、米投資ファンドのTPG(旧テキサス・パシフィック・グループ)と、米サーベラスが応札したとされる。

 米投資ファンド同士の一騎打ち。このうちサーベラスはビクターの経営陣と組み、MBO(経営者による企業買収)に必要な資金の出し手という立場を取った。単独でビクターに触手を伸ばしているのはTPGただ1社ということになる。TPGとはどのようなファンドなのか。

IBMパソコン買収に資金

多数の著名ブランドに出資

 TPGの設立は1992年。米サンフランシスコに本拠を置くファンドで、世界で3兆6000億円を運用し、その規模は世界5指に入る。過去の投資先は米外食大手のバーガーキングや同食品大手のデルモンテ、同コンチネンタル航空など50社強。2005年にはレノボグループによるIBMのパソコン事業買収に資金を出し、電機業界で存在感を高めた。

 日本で本格的に活動を始めたのは昨春。日本ではここ数年、企業に敵対的買収を仕掛けたり、株式の配当増を要求するファンドが目立つが、TPGは自らを「バリューアップ(価値向上)ファンド」と定義する。ブランド力の高い企業に投資先を絞り、経営陣と友好関係を結んでから投資を行う。

 世界で約120人の投資チームを抱えるTPGは、幹部の4分の1が事業支援の専門家。中でも「調達のお手本」と呼ばれる米ゼネラル・エレクトリック(GE)の出身者が多く、GE流の予算管理や資材購入、資本政策、人事管理術を習得した人材が経営ノウハウを提供できるのが強み。駐日代表の1人である津坂純氏は「3~5年かけて事業展開や再編を支援し、競争力を高めてから株式を売却する」と言う。

コメント2件コメント/レビュー

国内に多数有る映像機器製品メーカーの中でも、映像と言うものに本当にまじめに取り組んでいるかつ技術の有るメーカーはビクターとソニー2社だけと個人的には感じています。ただソニーは、絵作りに癖がありすぎるのとハードウエアの品質に難ありで好きになれないので、ビクターには是非頑張ってもらいたいと思っています。拝金主義の投資家達に振り回されて、最後は空中分解とならないよう、これを機に自主独立でいけるよう立て直して欲しいと思います。(2007/03/26)

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国内に多数有る映像機器製品メーカーの中でも、映像と言うものに本当にまじめに取り組んでいるかつ技術の有るメーカーはビクターとソニー2社だけと個人的には感じています。ただソニーは、絵作りに癖がありすぎるのとハードウエアの品質に難ありで好きになれないので、ビクターには是非頑張ってもらいたいと思っています。拝金主義の投資家達に振り回されて、最後は空中分解とならないよう、これを機に自主独立でいけるよう立て直して欲しいと思います。(2007/03/26)

技術の進歩によりRCA、RCAビクターなどという名の製品が市場から消えて久しい。これに関連する日本ビクターの経営危機はこれまでも何度も聞いているが、一体、松下電器産業はこの会社をどう始末しようとしているのか読めない。市場ではパナソニック・マークの製品がビクター・マークの製品と競合しており、さながらタコが自分の足を食うに等しい状態であったのが不可解であった。松下電器産業はVTRの初期にソニー製品との方式をまじえた競合によるリスクをビクターに肩代わりさせ、その後VTRが歴史的遺産的な存在となり、かつ製品のデジタル化に伴い、商品が通信技術、インターネット技術をも取り込むようになった今、ビクターという会社が負担となり、お払い箱にしたいのだろう。しかし、ビクターは商標としてネーム・ヴァリューが未だ残っているので、どこかの会社が買い取ってくれればこれ幸いということなのだろう。(2007/03/22)

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