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凸版印刷

シャープを巡る闘いに生き残りをかける

  • 高橋 史忠

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2007年3月26日(月)

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 凸版印刷は、2007年3月期連結決算の業績見通しを下方修正した。売上高は前期に比べて微増の1兆5500億円の見通しだが、従来予想を370億円下回る。経常利益は前期比20%減の750億円とし、従来予想よりも130億円低い。営業利益は660億円を見込み、前期比28%の減少となりそうだ。

 主因は、液晶パネル用部材のカラーフィルターの苦戦だ。カラーフィルター事業を含むエレクトロニクス事業の売上高営業利益率は、前期の8.9%から3%前後に落ち込む模様だ。ライバルの大日本印刷も同様にカラーフィルター事業で苦戦しており、今期の連結営業利益は前期比15%減の1020億円と、従来予想から80億円の下方修正となった。

 カラーフィルター事業の苦戦は、台湾や中国で過剰供給によるパソコン向け液晶パネルの在庫調整が続いており、その煽りを受けた形だ。単価の下落率は10~15%に達しているという。カラーフィルターは、液晶パネル全体のコスト構成比で15~25%を占めると言われる基幹部品。それだけに、液晶パネルメーカーからの大きな価格圧力となって跳ね返りやすい。

 だが、証券アナリストの中では、苦戦の理由を中国・台湾での在庫調整だけではなく、むしろ業界全体の構造変化によるものと分析する意見が多い。「これまでも液晶部材は乱高下することがあったが、今の状況はそうした市場サイクルとは異なっている。在庫調整が終わっても健全な市場になるかどうか…」(国内証券)と疑問視する声は少なくない。

液晶パネルメーカーの内製比率の高まりで競争激化

 その変化は大きく2つある。

 1つは、液晶パネルメーカーでカラーフィルターを自ら製造する内製比率が高まっていること。特に市場が急拡大している液晶テレビ向けの大型パネルでその傾向が強まっている。大手の韓国サムスン電子をはじめ、多くの液晶パネルメーカーが高画質の液晶テレビ向けカラーフィルターを内製に切り替えている。「内製にシフトしているのは、その方が低コストで調達できるから。カラーフィルターメーカーにとって、液晶テレビ向けで大口の顧客と言えるのはシャープだけになった」とゴールドマン・サックス証券のアナリスト、二本柳慶氏は指摘する。

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