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社員のブログには細心の注意を、
ネットイヤーCEOが語るブログマーケティング

  • 杉山 泰一

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2007年3月30日(金)

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 日本でのインターネットを活用したマーケティングのコンサルティング会社の草分け的存在であるネットイヤーグループ(東京都渋谷区)。1993年に電通国際情報サービスの米国におけるマルチメディア&インタラクティブメディア部門として活動を始め、98年にMBO(経営陣による企業買収)で電通から独立。99年から事業活動の中心を日本市場に移し、アサヒビールやカゴメ、第一生命保険、KDDI、INAX、セコムなどのコーポレートサイトや商品サイトの企画・構築支援を手がけてきた。同社の石黒不二代・代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)に、ブログを活用した口コミマーケティングの展望について聞いた。

――ブログの普及によって、以前よりも商品や企業に対する口コミをある程度まで意図的に広げやすくなってきました。マーケティングの観点から見たブログのメリットとデメリットをどう捉えていますか。

図版

ネットイヤーグループの石黒不二代CEO。米国カリフォルニア州の通称「シリコンバレー」地区でコンサルティング会社を経営後、1999年にネットイヤーグループに参画

石黒 まず大前提として、一般消費者が書くブログと、ビジネスパーソンが自社のウェブサイト上に書くブログは分けて考える必要があります。前者は、商品に関する口コミを素早く世の中に広げるのに役立ちます。もちろん、商品を提供する企業は口コミの中身をコントロールしようとしてはいけません。消費者は「やらせ」みたいな行為に敏感です。正直に書いてもらった方がいい。良い商品なら良い口コミをしてもらえるし、良くないところがあっても口コミを分析して商品を直せばいい。

 例えば、アイスタイルのコスメ情報サイト「アットコスメ」において、ある町工場で作っている石けんが話題になり、たくさん売れました。消費者の良い口コミがあったからこそ、起こった現象だと思います。

 これに対して、自社サイト上で社員がブログを書くと、その人がマーケティング部門の一スタッフだったとしても、企業を代表する意見だと読み手が捉える傾向が日本はすごく強い。だから、社長会見の前に広報部門や秘書が作る想定問答集を用意するくらいの覚悟が、書き手に必要だと思います。例えば、こう書いたらどんな反応が起こり得るかを何パターンも想定しておき、それに応じた返答を書く、といった具合です。

 実際、私自身もブログは書いていません。ネットイヤーグループの経営者である私は、書き始めてしまうと、仕事とプライベートの情報の線引きがどうしても難しくなる。そこにリスクがあるからです。ブログを書くのは、よほどの覚悟が必要になります。不用意にやるべきではありません。

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