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トヨタ自動車

米国では独り勝ち、それでも株価は伸び悩み

  • 伊藤 暢人

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2007年4月9日(月)

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 3月の米国新車販売で、ますますトヨタの独り勝ちの構図がはっきりとしてきた。米オートモーティブニュースによると、米国市場全体は前年同月比で0.8%増と微増だったものの、その中でトヨタは11.7%増の24万2675台と、3月としては過去最高を記録した。

 同じ日本勢では主力車種「アコード」がモデル末期を迎えているホンダ(7267)がインセンティブを積み増して同11.3%増、乗用車は勢いを取り戻しているものの小型トラックの不振が続く日産自動車(7201)は同7.8%増に終わった。

 また、米国勢はフォード・モーターの同9.0%減を筆頭に、軒並み販売台数を落としている。3月単月を見れば、米ビッグスリーのシェアは54%台までに落ち込んでいる。この低迷ぶりが続けば、今年中に半分を割り込む公算は大きい。

 一方、トヨタはインセンティブを減らしながらシェアを伸ばした。モデル末期に差しかかりつつあるハイブリッド車「プリウス」と「カローラ」や、昨年秋に発売した高級車ブランド「レクサス LS」が好調で、改めて商品力の強さを感じさせた。

 実際には、インセンティブの額や商品の価格帯などから、米国車とトヨタ車とは競合しなくなっていると見られている。今や、米国勢と敵対するのは、韓国車とされている。こうした点から考えれば、トヨタは世界最大の自動車市場である米国で、混沌とした過当競争から抜け出し、独自のポジショニングを確保したようだ。

富士重の米子会社でカムリ生産が本格化

 米国での事業基盤が強化されてきた中で、トヨタは米国でさらなる攻勢に出るための、体制作りも急いでいる。まず、資本提携を結んでいる富士重工業(7270)の米生産子会社(SIA)を活用して、米国での最量販車種「カムリ」の生産を始める。既に3月から試験的な生産に乗り出しており、4月中にも本格的な量産が始まる見込みだ。これで、年10万台の生産能力を確保する。

 さらに、2008年にはカナダに第2工場を建設し、小型SUV(多目的スポーツ車)の「RAV4」を年15万台生産する計画だ。また、今年2月には、ミシシッピ州に新工場を建設する計画を発表した。2010年稼働を目標に、同じく小型SUV「ハイランダー(日本名クルーガー)」を年15万台生産するという。この時点で、トヨタの北米での生産能力は、現状から20%余り増えて217万台体制となる。

コメント2件コメント/レビュー

世界最強企業隊トヨタ もう世界一になるのは時間の問題 企業にとって業界一番になるのは当然目指す世界だとは思う。全ての自動車関連に対し、力と金を注いできた企業だけけにその後は単に死守するだけの目的にあの能力を注ぐのか? そこが興味あるところである(2007/04/09)

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世界最強企業隊トヨタ もう世界一になるのは時間の問題 企業にとって業界一番になるのは当然目指す世界だとは思う。全ての自動車関連に対し、力と金を注いできた企業だけけにその後は単に死守するだけの目的にあの能力を注ぐのか? そこが興味あるところである(2007/04/09)

株価は上がるほうが良いというのが世界の常識なのかもしれません。しかし、どんなものでも単調にあがり続けることは不可能なのではないでしょうか。どこかで安定的に飽和すると言う状況を想定してもいいのではないでしょうか。トヨタの業績が好調であることを具体的に知ることが出来たことは感謝します。(2007/04/09)

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