• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

セブン&アイ・ホールディングス

減益セブンイレブン、「ナナコ」で巻き返しへ

2007年4月17日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 6期連続の増益達成も、先行きに不安感は残る。セブン&アイ・ホールディングス(3382)の2007年2月期連結決算は、全体の数字としては好調だが、個別要因を見ると課題がはっきりしたものだった。

 売上高に相当する営業収益は5兆3378億円で前年比37%増、営業利益は2868億円で同17%増と、増収増益になった。増益は6期連続となる。しかし、営業利益の7割以上を稼ぎ出すコンビニエンスストア事業の核であるセブン-イレブン・ジャパンを見ると、営業利益は前年比2.6%減となった。

 セブン-イレブン・ジャパンの減益は、株式上場した1979年以来では初めてとなる。既存店の売上高は前年比1.9%の減と、3年連続で落ち込み、しかも落ち込みの度合いが大きくなっている。過去の既存店の売上高伸長率を見ると、2005年2月期がマイナス0.7%、2006年2月期がマイナス1.6%となっている。2007年2月期の落ち込みが大きい理由を、セブン&アイ・ホールディングスのCFO(最高財務責任者)である氏家忠彦取締役は「コンビニの商機は夏場。しかし、2006年は冷夏で不振だった」と説明する。

 既存店の業績が厳しいのはセブンイレブンだけでなく、他社も同じ。そうした事情から、コンビニの過剰店舗を指摘する意見もある。市場が成熟期ないし縮小均衡に入ったという見方に対し、「店舗の質を高めれば、売り上げは回復する。今は通過点だ」と村田紀敏社長は強気の姿勢を崩さない。

 質を高めるという解の1つが、4月23日からセブンイレブンの店舗で始まる電子マネー「nanaco(ナナコ)」だ。セブン-イレブン・ジャパンによれば、ナナコは東京を皮切りに順次導入していき、5月下旬には全店に広げる。

 ナナコで質を高めていく方策としてセブン-イレブン・ジャパンが期待するのが、「個客」の購買動向の把握だ。これまではPOS(販売時点情報管理)による売り上げ分析と、商圏の人口動態で店舗の品揃えを考えていたが、ナナコで収集する購買履歴などを活用すれば、個別の店舗ごとに精緻な品揃えがよりできるようになる。「来客数の少ない地域に重点的にチラシをまくなど、販売促進活動にも役立つだろう」と佐藤政行システム企画部CVSシステムシニアオフィサーは見ている。

コメント1

「NB100」のバックナンバー

一覧

「セブン&アイ・ホールディングス」の著者

戸田 顕司

戸田 顕司(とだ・けんじ)

食ビジネス シニアリサーチャー

「日経パソコン」「日経ビジネス」の記者、「日経ビジネス」兼「日経ビジネスオンライン」「日経トップリーダー」の副編集長、「日経レストラン」編集長などを務め、2016年3月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

もっと事業を効率化して、料金を下げて、消費者に貢献しないと業界はだめになってしまう。

和田 眞治 日本瓦斯(ニチガス)社長