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伊藤忠食品、東洋新薬が新会社「ティーエスアイ」を設立

トクホ、健康食品の販売を全国展開

2007年5月16日(水)

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去る3月6日、食品卸大手の伊藤忠食品と、特定保健用食品(以下トクホ)商品の受託製造メーカーとして知られる東洋新薬が新会社「ティーエスアイ」を合弁で設立した。ティーエスアイの設立目的は、トクホを含む健康食品販売の全国展開。120年の歴史を持ち酒類・食品卸として定評ある伊藤忠食品が、本格的に健康食品分野に挑む。

 パートナーとしてなぜ東洋新薬を選んだのか、販路としてどのようなチャネルを狙うのか、そして新たな業態開発を目指すのか。ティーエスアイ社長・佐藤晃一氏に聞いた。(聞き手:ビジネス局企画編集部長 阪田 英也)


―伊藤忠食品は食品卸では大手です。これまで健康食品や機能性食品には、どのように取り組んできたのでしょうか。

ティーエスアイ社長 佐藤晃一氏

ティーエスアイ社長 佐藤晃一氏
 (写真:中西 昭、以下同)

 伊藤忠食品の主な販売商品は飲料、加工食品、酒類で、取引先はスーパー、コンビニなど大手組織小売業です。これまで一部の健康食品や機能性食品を取り扱ったことはありましたが、いずれも取引先のニーズに対応したものでした。しかし、1999年の規制緩和によって薬事法が一部改正され、リポビタンDなどの医薬部外品、サプリメントなど栄養補助食品が薬局限定の販売から量販店に拡大された時には、スーパー、コンビニでも今後この分野の商品が増えることが予想されました。私自身も伊藤忠食品で長く酒類の担当をしていましたが、いずれは、これら健康食品、機能性食品の分野に本腰を入れる必要が生じる、こう考えていました。

―今後、トクホを含めて健康食品市場はどのように推移していくでしょうか。

ある調査では、健康食品市場がすでに2兆円規模に達したと報告されています。トクホだけに限っても8000億円。この市場の成長性を見込んで、多くのNB(ナショナルブランド)が参入し、商品数が飛躍的に増大しています。この背景には、高齢化社会の到来、生活習慣病・メタボリックシンドロームの予防など、これまで以上に健康に対する関心の高まりがあります。病気になって薬の世話になる前に、「食生活」を見直し生活習慣を改善することが、もはや当たり前になってきています。こうした消費者心理の変化からは、トクホや健康食品の市場はますます伸びていくと考えています。

―トクホ、健康食品市場への本格参戦のパートナーとして東洋新薬を選ばれました。東洋新薬に着目した理由は。

東洋新薬は、トクホ取得数が全国第1位(84件)とダントツであること。独自の機能性素材を豊富に持ち、健康食品の研究・開発力、製造力に優れていることが挙げられます。私自身は、東洋新薬を“トレーサビリティ(生産から流通までの過程を克明に追跡することが可能であること)のしっかりした企業”として評価しています。伊藤忠食品はこれまで、健康関連産業への営業拡大に向け、差別化できる商品の製造業者との協業を模索してきており、一方の東洋新薬も商品企画や受託製造の新たな販路展開を求め、そのために機動力ある卸機能を求めていました。両社のニーズが合致し、消費者ニーズに合った商品を小売業に提供する新会社として、ティーエスアイが誕生しました。

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