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ITの07年問題は“逃げ水”

全日空などシステム障害、対応には限界も

2007年6月6日(水)

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 企業が情報システムの障害を防ごうと思って対応しても、次から次へと問題が発生し、まるで“逃げ水”のように解決への道が遠のいていく――。全日本空輸やNTTで5月下旬以降に相次いで起こった情報システムの大規模トラブルは、IT(情報技術)の複雑性と人力の限界が抱える問題の根深さを浮き彫りにした。

全体つかめぬガラス細工

インフラの障害が相次ぐ

 障害が起きたのは、全日空国内線の予約・発券・搭乗手続き業務を処理する大型コンピューターシステムと、NTTの通信・通話サービスであり、一見すると両者に共通点はなさそうだ。だが、実は障害を起こした直接のきっかけも、解決が難しい根本的な要因も同じと言ってもいい。

 直接のきっかけは、通信関連機器の交換作業だ。全日空では大型コンピューターと操作端末の接続を担うシステム機器の一部を交換、NTT東日本は通信サービス「Bフレッツ」などを支える4000台のルーター(経路制御装置)のうち1台だけ部品を交換したら、システム全体にトラブルが波及した。IP電話の「ひかり電話」でも交換作業にミスがあり、東西のNTTの間で通話が不通になった。

 一部の交換だけで、なぜシステム全体が止まってしまうのか。根本的な原因は、システムの複雑化が進みすぎた点にある。全日空も、NTTも、多種類のコンピューターを組み合わせて1つの大きなシステムを構成している。様々なソフトウエアが搭載され、それらが互いにデータをやり取りしているため、一部の機器の不具合が全体に波及するリスクが常につきまとう。例えて言えば、現在の情報システムは、複雑な形状をしたガラス細工のようなものである。

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「ITの07年問題は“逃げ水”」の著者

谷島 宣之

谷島 宣之(やじま・のぶゆき)

日経BPビジョナリー経営研究所

一貫してビジネスとテクノロジーの関わりについて執筆。1985年から日経コンピュータ記者、2009年1月から編集長。2013年から現職。プロジェクトマネジメント学会員、ドラッカー学会員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長