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NTTドコモ

DoCoMo2.0が、iモードの成功を追体験できる条件

  • 鈴木雅映子

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2007年6月8日(金)

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 NTTドコモの2007年3月期決算は、連結営業利益が前年度比7.1%減の7735億円にとどまった。ライバルのKDDI(au、ツーカー含む)9433の場合、移動体通信事業は前年度比8.8%増の385億円、ソフトバンクモバイルも前年度比76%増の1346億円を計上したのと対照的だ。

 新年度に入ってからもドコモの苦戦は続いている。今年5月の携帯電話契約の純増数のシェアは、ソフトバンクモバイルの42.3%、KDDIの36.1%に対して、NTTドコモは21.6%に終わった。今年4月の純増シェアである14%より5月は挽回したが、2強1弱の構図は変わらない。

 携帯電話の普及台数は今年4月末時点で9719万台。このうちドコモのシェアは54.2%を占める。ドコモの中村維夫社長は2007年3月期の決算発表会で「市場が飽和し、わずかな純増数しか予測できず」と言及する状態だ。

 さらに今年からはイー・アクセス9427が出資するイー・モバイルがデータ通信を主体とした携帯電話市場に新規参入したほか、WiMAXと呼ぶ高速の無線アクセスサービスも周波数の割り当てがされるなど、競争環境は厳しさが増す一方だ。ドコモはどのように対応しようとしているのか。

世界で唯一のサービス

 「DoCoMo2.0」

 伸び悩みの状況を打開するため、ドコモが先月から始めた大掛かりなキャンペーンの名称がこれ。テーマは「ケータイが変わります」で、その目玉となるサービスの第1弾が、1台の携帯電話機で2つの電話番号を使いこなせる「2 in 1」と、携帯電話を傾けたり振ったりして操作する「直感ゲーム」だ。直感ゲームはカメラ機能が被写体の動きを察知して、端末が顧客にどう扱われているかを分析する技術を使ってカラオケやボクシングなどができ、任天堂の新型ゲーム「Wii」の携帯版とも言える。これらのサービスは、5月から発売した新機種「904iシリーズ」で対応している。

 2 in 1は1人が2つの番号を持てば潜在的な市場規模を拡大させ、直感ゲームはこれまでにはない新しいサービスを提供することでドコモの存在感を立たせる戦略と言える。2つのサービスの根底にあるのは技術力。特に2 in 1は「端末やネットワークの開発をゼロからスタートさせる必要があり、今のところ誰にもマネできないサービス」と、ドコモは強調する。

 飽和感と競争環境の激化を新技術で打開する戦略は、1999年2月に「iモード」を開始した状況と似ている。90年代後半から携帯市場は2社が新規参入、さらにPHSサービスが始まって6社が競合する状況だった。また市場規模の端末価格の下落などが後押しして急速に拡大し、音声通話だけでは成長は近いうちに止まる。その危機感から生まれたのが、世界に先駆け無線パケット通信技術を使ってデータ通信サービスを実用化したiモードだった。

使いたい人は30%強

 DoCoMo2.0での新サービスは、iモードの成功体験を再び享受できるのか。

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