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日立製作所

低収益性体質からの脱却なるか

2007年6月11日(月)

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 改革にはまだ時間がかかりそうだ――。日立製作所6501の経営説明会における古川一夫社長の説明を聞く限り、そんな印象を持たざるを得なかった。

 「赤字事業の比率は大幅に低下した」と古川社長は胸を張った。日立にはFIV(フューチャー・インスピレーション・バリュー)というEVA(経済付加価値)とほぼ同義の独自の経営指標がある。

 FIVが赤字になっている日立の事業グループ及び会社数は、2003年3月期には全体の68%あったが、2007年3月期には40%に減らすことができたとする。

 しかし、FIVの赤字事業は数こそ減っても、“低い収益性”という根本的な問題は解決されていない。日立の連結営業利益の推移を見てみよう。2003年3月期は約1529億円だったが、2007年3月期は約1825億円に増加した。しかし売上高はそれ以上に伸びているので、営業利益率は1.87%から1.78%へとむしろ悪化している。事業構造と規模が似通った東芝6502の営業利益率は、同じ期間に2%から3.6%へと改善しているのとは対照的だ。

ハードディスク事業の改善遅れる

 最大の問題は、やはり大幅な赤字を出している事業の黒字化に時間がかかっていることにある。とりわけアナリストの質問が集中したのは、HDD(ハードディスク駆動装置)事業だった。「(HDD事業の)足元は厳しいが、今年度は絶対に黒字化する」と古川社長は言い切る。

 しかしながら同事業は2007年1~3月期が180億円の営業赤字で、4~6月期も非常に厳しい。新製品比率を高めたり、生産拠点を統廃合したりすることで、コスト削減と競争力向上を急ぐものの楽観できない情勢だ。

コメント1件コメント/レビュー

ハードディスク事業の改善遅れるというが、SeagateやSamsungやWestern Digitalと値段は変わらない特に安値で売っているわけでもないのに、他とどこが異なっているのか他も皆赤字とは考えにくいが(2007/06/11)

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「日立製作所」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部などを経て、2017年1月から日経ビジネス副編集長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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ハードディスク事業の改善遅れるというが、SeagateやSamsungやWestern Digitalと値段は変わらない特に安値で売っているわけでもないのに、他とどこが異なっているのか他も皆赤字とは考えにくいが(2007/06/11)

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三品 和広 神戸大学教授