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デンソー

北海道に新拠点、自動車主要部品でさらなる開発力を磨く

  • 江村 英哲

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2007年6月13日(水)

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 自動車産業の集積地は、九州から北海道へ――。そんなことを予感させる動きをデンソーは取り組み始めた。

 車載用電子部品の製造工場を、北海道の千歳市の工業団地に建設する。資本金20億円を100%出資するデンソーエレクトロニクスを設立し、2015年3月期までに累計で240億円を投資する。新工場は約20万平方メートルの用地を取得し、2009年から稼働を予定している。デンソーエレクトロニクスでは、環境や安全などで需要が高まる車載用電子部品を製造し、2015年度3月期に約1000億円の売上高を見込んでいる。

 デンソーが生産拠点として北海道を選んだのは、本社のある愛知県では自動車産業、特にトヨタグループ内で人材を取り合っており5年ほどは人材が採用できない事情があるからだ。また、東海・中部地方で予想される地震のリスクを分散する必要もある。

 自動車産業の新工場の建設は、数年前までは九州に集中していた。既にトヨタ自動車(7203、ダイハツ工業(7262、ホンダ(7267などの多くのメーカーが進出している。部品メーカーの取引は自動車メーカーを中心としたピラミッド構造で成り立っており裾野が広い。完成車の組み立て工場ができれば近隣の部品メーカーでも人の取り合いが起こるため、九州でこれ以上大規模な工場を増やすのは、雇用の面からも現実的ではない。

将来は千歳で技術開発も

 千歳を選択した理由としてデンソーは「大都市の札幌から通勤圏にある。工学系の大学もあるため技術者の採用にも有利」と説明する。千歳工場は、生産拠点としての意味合いだけでなく、車種に合わせて最適の部品が開発できる技術部門の併設も見込んでいるのだ。

 精密機械でもある電子部品は、安全・環境技術のキーデバイスとなっている。特に環境技術として、エンジンの燃焼効率を上げる燃料噴射装置の製造はデンソーの得意とするところだ。

 環境関連技術の強化を目指してデンソーは今年5月中旬に、同じトヨタ自動車グループの愛三工業(7283と株式を相互持ち合いすると発表した。両社とも燃料噴射装置などを製造しており、厳しくなる環境規制に対応するために共同で開発する体制を強化する狙いだ。

 デンソーのトヨタ向け製品の売り上げ構成比は全体の約50%。現在はトヨタからエンジンの調整なども請け負っているという。中長期的な戦略では、ホンダや米ビッグ3などとの取引も増やす努力をしている。

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