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ミレアホールディングス

飛躍のカギはアジア市場開拓

  • 大豆生田 崇志

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2007年7月2日(月)

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 保険金の不払い問題に揺れた保険業界。ミレアホールディングスも、医療やガン保険など第3分野と呼ばれる保険の支払い漏れで、金融庁から今年7月まで3カ月間、募集契約の業務停止処分を受けた。

 金融庁の指摘を受けた損保業界は、自動車保険の搭乗者傷害など臨時費用保険金や、各種返戻金、火災保険の割引適用漏れについても調査を進めている。今後この分野でも処分が出るのか、まだ分からない状況だ。

 ただミレアの株価を見る限り、不払い問題の影響はほとんどない。6月には、金利上昇による新規の運用利回り向上や受け取り配当増加の期待などで一時5500円台まで急騰した。市場では業績への影響は軽微と見られているからだ。

問題対応によるコスト増で収益性はわずかだが悪化

 もっとも、不払い問題への対策コストは軽くない。昨年度から取り組んでいる業務革新プロジェクトでは、2006年度から5年間に、業務支援システムの効率化や物件費など約630億円を費やし、2007年度まで2年間に保険金支払い部門を約600人増やす。

 ミレアの石原邦夫会長は「二度と同様な問題が発生しないよう全力を挙げて取り組む」と繰り返し強調。信頼回復に向けて、業務品質改善委員会に消費者代表の2人が社外委員として参加したり、社外監査役を増やすといった社外の声を取り入れる経営管理体制の強化策を発表した。

 今期の業績予想によると、ミレア連結では減収増益を見込む。傘下の東京海上日動単体では、保険金を支払うための損害調査部門の増強に伴う調査費の増加や、自動車保険の保険金が増えて、正味損害率は0.3%悪化する見通し。正味事業費率も業務適正化関連費用の増加などで0.5%悪化するという。ただ、最終利益は459億円の特別利益を計上するため、前期比24.4%増の1200億円を見込む。

アジア市場の開拓が成長のカギ

 不払い問題対策を除くと、世界トップクラスの保険グループを目指すというミレアにとって、足元の課題は2つ。その1つは、海外保険事業にある。

 世界の保険市場で見ると、日本を含めたアジア市場は2割に満たない。特に巨大市場である欧米での事業拡大は不可欠だ。前期は、海外保険子会社が好調で、いわば国内の不振を海外が補った格好だ。海外保険事業は昨年度、全体の利益の約17%を占めた。

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