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低額車レースは両刃の剣

日系メーカー、急成長の中国勢と直接対決へ

  • 佐藤 嘉彦

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2007年7月4日(水)

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 ダイハツ工業は6月21日、中国で多目的乗用車「セニア」の生産・販売を始め、月末には全国約80カ所の販売店で展示会を開いて本格的な販売がスタートした。セニアの特徴は低価格にある。1.3リットルエンジンを搭載して6万9800元(約110万円)。排気量が同じホンダ「フィット」と比べると2万5000元(約40万円)も安い。

 ダイハツだけではない。中国では最近、日系メーカーから低価格車の発売が相次いでいる。今年1月にスズキが発売した「SX4」は8万8800元(約140万円)から。4月には日産自動車が7万9800元(約125万円)の「リヴィナ」を出した。この動きを「低価格の中国地場メーカーへの反撃」と評する中国メディアもある。

中間層の購買力無視できず

価格を強調する日産「リヴィナ」(上)とスズキ「SX4」(下)の雑誌広告

価格を強調する日産「リヴィナ」(上)と
スズキ「SX4」(下)の雑誌広告

 というのも、今年に入って、中国の乗用車市場における日系メーカー全体の販売シェアが、地場メーカー総計を下回る状況が続いているからだ。2006年の日系メーカーのシェアは25.7%。わずか0.3ポイントながら地場メーカーを上回り、トップだった。ところが今年1~4月までを見ると、地場メーカーが29.3%と首位に立ち、2位の日系メーカーは3.2ポイントの差をつけられている。

 地場メーカーのシェアが高まっている背景には、彼らが主力とする低価格車市場が拡大していることがある。

 内モンゴル自治区の呼和浩特(フフホト)市。モンゴルと聞くと遊牧民を思い浮かべるが、豊富なエネルギー資源を背景に急速に経済発展が進んでいる地域だ。「工業化で、ホワイトカラーの中間層が急速に増えている。彼らが手頃なクルマを求めている」とダイハツ販売店の経営者・王子龍氏は話す。街にはまだ自転車が溢れているが、世帯月収が5000元(約8万円)を超えると、マイカー購入を考えるようになるという。

 ただ、彼らが買えるのは7万~8万元程度のクルマ。これまで、この価格帯は地場メーカー車が中心だった。

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