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ニコン

強いニコンに変貌

  • 石川 宏

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2007年7月17日(火)

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 ニコンが変わった。企業イメージも、それを裏づける経営姿勢も業績の信頼性も、数年前と比べ物にならないほど変わった。かつては、あまりにも技術本位に傾斜して、商売はおっとりとしたイメージが強かった。

 その結果、業績も景気や需要先の好不況にほとんどスライドして変動した。無論、現在も基本的にはその構造に変わりはないが、その程度が企業努力でかなり縮小されてきたのである。

 企業努力とは、合理化と新製品の開発、そして顧客の信頼確保に尽きる。業績悪化した2002年3月期~2004年3月期以降、社員の合理化、リードタイム(製品の受注から納品までの期間)の短縮化などのコスト削減策を断行してきた。

 その一方で、デジタル一眼レフカメラ、半導体露光装置では液浸方式、そして液晶露光装置といった新製品を従来見られなかったようなスピードと積極さで世に送り出し、業績飛躍のチャンスをつかんだ。

 さらに技術力の分野でも、競争力の強化に動いた。半導体露光装置で強烈なライバルであるオランダのASML及び独カールツァイスSMTを特許侵害で提訴し、2004年に和解金159億円を勝ち取った。ASML及び独カールツァイスSMTとの係争は、技術力の高さを認識させただけではなく「闘うニコン」のイメージを社内外に示した。

 こうした改革策で2007年3月期までの3年間で、売上高は1.62倍、営業利益は37億円から1020億円と27.5倍に拡大した。いずれもまだ成長初期段階の商品であるだけに、今後一層の成長が期待される。

デジタル一眼レフの高成長続く

 同社の業績を牽引しているのは、デジタルカメラ、交換レンズなどの映像事業と半導体と液晶の露光装置を取り扱う精機事業だ。両部門の売上構成比は2007年3月期で90%(映像55%、精機35%)、同様に営業利益は93%(同45%、48%)と圧倒的だ。

 デジタルカメラでは、コンパクトカメラも健闘しているが、収益貢献度が大きいのは、一眼レフと交換レンズだ。一眼レフの販売は前期209万台、前々期比56%増で今2008年3月期の同社計画は250万台。しかし、業界の販売は4~5月累計で前年同期比73%増と依然高い伸びだ。

 こうした中で、同社の一眼レフはすこぶる好調である。2006年9月に発売したD80、同12月に発売したD40、2007年3月に発売したD40X合わせて月産27万台に達している。勢いに乗り、この7月6日にはデジタル一眼レフカメラ「D40」と標準、望遠ズームレンズ2本をセットにした「ニコンD40ダブルズームキットII」が追加発売された。国内シェアは上昇、推定50%見当のトップの座を一層固めそうだ。

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