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グッドウィルに新たな火種

全国学力テストの採点業務でもずさんな契約

2007年7月18日(水)

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 介護サービス、コムスンの不正請求問題で揺れるグッドウィル・グループ(GWG)に新たな問題が発覚した。4月に文部科学省が実施した全国学力テストの採点業務を巡り、グッドウィルに雇われた採点者から、「契約期間が残っているのに一方的に契約を打ち切られた」などの苦情が続出している。

 全国学力テストは子供の学力低下が懸念される中、全国約233万2000人の小学6年生と中学3年生を対象に実施した。学年全員を対象にした調査としては43年ぶりとなる大規模なテストだけに採点業務も膨大なものとなる。採点が終わるのは8月末、結果公表は9月になる予定だ。

NTTデータに派遣社員

 採点業務は公募の結果、中学生(116万1000人分)はNTTデータと旺文社グループの教育測定研究所、小学生(117万1000人分)はベネッセコーポレーションが受託した。

 膨大な作業をこなすため、NTTデータは約3000人、ベネッセは約5000人の採点者を採用した。進研ゼミの「赤ペン先生」を抱えるベネッセは自前で採点者を採用したが、NTTデータは複数の人材派遣会社を使って採点者をかき集めた。その一角にグッドウィルが食い込んだのである。

 2006年10月に業務請負大手のクリスタルを子会社化したグッドウィルの求人力は業界内でも突出しており、コムスンの問題が表面化する前だったこともあって、NTTデータは求人力のあるグッドウィルを無警戒に使ってしまったようだ。

 全国学力テストの「特需」を当て込んだグッドウィルは、NTTデータ向けの派遣社員をかなり多めに採用した模様だ。しかし実際に採点が始まると採点基準の混乱などで一時的に業務が滞り、抱え込んだ人材が宙に浮いた。

 この期間に「雇い止め(契約期間が終わる前に、契約を打ち切られること)された」「当日の朝、仕事をキャンセルされた」などのトラブルが続発したものと見られている。

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「グッドウィルに新たな火種」の著者

大西 康之

大西 康之(おおにし・やすゆき)

ジャーナリスト

日本経済新聞産業部記者、欧州総局(ロンドン)、日経ビジネス編集委員、日本経済新聞産業部次長、産業部編集員などを経てフリーのジャーナリストに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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