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「穀物バブル」崩壊の兆し

トウモロコシ価格急落、「2.5ドル」の声も

2007年7月19日(木)

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 「エタノールという言葉にすがっているだけで、買い材料が見当たらない」。アストマックス・フューチャーズ(旧三井物産フューチャーズ)の江守哲上席ストラテジストは、急落しているトウモロコシ価格をこう語る。

 国際指標となるシカゴ相場(期近)は7月に入り、1ブッシェル(約25kg)3.3ドル程度で推移。今年2月につけた11年ぶりの高値、4.35ドルより2割以上低い水準だ。2月以降高止まりを続けていたが、6月後半の2週間でほぼ1ドル暴落した。

ブッシュが火をつけた相場

6月下旬だけで1ドル暴落

 トウモロコシは7月に作柄を大きく左右する「受粉期」を迎える。しかしここを乗り切れば、「2ドル50セントを割ってもおかしくない」(総合商社)という観測すらある。そうなれば、「穀物高騰」と騒ぎ始める前の水準に戻ることになる。

 トウモロコシ価格の高騰が始まったのは昨年9月。豪州の旱魃による小麦の不作がきっかけだった。これを手がかりに投機マネーがトウモロコシの買いポジションを増やし、価格上昇を主導していった。

 これに火をつけたのが、米国のエタノール大増産計画だった。ジョージ・ブッシュ大統領は今年1月の一般教書演説で、ガソリン消費量を減らすため、「エタノールなどの代替燃料を、2017年までに350億ガロン(約1億3200万キロリットル)に増やす」という目標を掲げた。

 この数字は、2005年に法律で義務づけた「2012年までに75億ガロン」の約5倍に当たる。米農務省は2007~08年度のエタノール向けトウモロコシ需要を、前年度比58%増の34億ブッシェルと予想している。

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「「穀物バブル」崩壊の兆し」の著者

小笠原 啓

小笠原 啓(おがさわら・さとし)

日経ビジネス記者

早稲田大学政治経済学部卒業後、1998年に日経BP社入社。「日経ネットナビ」「日経ビジネス」「日経コンピュータ」の各編集部を経て、2014年9月から現職。製造業を軸に取材活動中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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