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小森コーポレーションが「社会人スイッチ」研修を実施

質問力向上、いい仕事の「クセ」つけに効果

  • 小林 暢子

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2007年8月1日(水)

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 「お客様にメールを出す前に上司の確認を取りましたか」
 「客先で、お客様より先に着席するのはマナー違反ですよ」

図版

顧客役を務めるシェイクの森田英一社長に、新入社員が「顧客ニーズ」の聞き取りに訪れる

 新入社員を前に、厳しくミスを指摘する指導員。印刷機器製造国内最大手の小森コーポレーションで、この4月新入社員向けに実施した研修のひとこまだ。

 「自らの力で壁を破る人材」を採用基準とする同社では、入社したての新入社員に、社会人として自律的に行動する「クセ」をつけるため、丸1日を費やして「シミュレーション研修」を実施している。

 50人余りの新入社員を4人ずつのグループに分け、各チームを「旅行代理店で企業向けの社内旅行を企画するグループ」と仮定する。顧客のニーズを聞き取って旅行プランを立案し、プレゼンテーションするまでの仮想的なプロセスを実施する。外部の研修会社の講師が顧客役や上司役を務め、その行動をチェックする。プレゼンテーションが終わった後、講師から各チームメンバーへのフィードバックを行い、新入社員が自分の行動を振り返り、改善につなげる一助とする。

図版
研修終了後も、毎週課題を決めて、達成度をチェックする
[画像のクリックで拡大表示]

 研修の軸となるのは、「GPDCA」すなわちゴール(G)を設定し、その達成のために計画、実行、チェック、改善(PDCA)を行うプロセスだ。「GPDCAの重要性は、以前から研修でも話してきたが、知識として理解していても、業務の現場ではなかなか実践できない。仕事の現場で失敗する前に、『仮現場』でGPDCAの重要性を体感し、何ができていないかに気づく機会を持つことが重要だと考えた」。研修を企画した総務部人事課の岡崎匡宏氏はこう話す。

 同社に限らず、近年の新入社員は学生時代からパソコンやインターネットを駆使し、情報収集や処理の能力が高いが、仕事の場でその能力をすぐに発揮できるとは限らない。顧客に提出する書類は、事前に上司の確認を取る。複数の仕事に優先順位をつけて、チームメンバー間で合意する。仕事を円滑に進めるうえでは欠かせない仕事の基礎を、身をもって学ぶのがシミュレーション研修だ。「この場を通して、学生から社会人へと意識を切り替えるスイッチを押す」(岡崎氏)。

新入社員を自律型人材に

 2日間の研修では、初日にGPDCAの基礎などを座学で学び、2日目は9時から18時までみっちりシミュレーション研修に取り組む。パソコンは持ち込めず、仕事の指示や、顧客、上司との連絡はメールに見立てた紙のやり取りで行う。

 顧客からのメールに書かれていた指示を自分だけが見て、他のメンバーと共有するのを忘れていた新入社員が、チームでの話し合いの席で「お客様からこんな指示があった」と言い出し、他のメンバーから「聞いてないよ」と突っ込まれるといった一幕もあった。最終プレゼンテーションの資料に記した顧客名が間違っていたなどのミスも見逃さず、フィードバックの際に講師が指摘する。上司やチームメンバーとのコミュニケーションの取り方、確認のポイント、仕事の優先順位のつけ方などを、失敗を通して体得していく。

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