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TDK

1兆円に「増産、拡販、強化」の3点セット

  • 田中 成省

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2007年8月1日(水)

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 2008年3月期の決算は売上高0.3%増とほぼ横ばいだが、営業利益は13.1%増の見通し。2007年3月期は20.9%の増収、営業利益は1.2%増にとどまったのと対照的な状況になる。

 会社側は、基本的には、携帯電話などデジタル製品の成長に伴い電子部品の需要拡大という追い風が吹いているという認識だ。今年5月に発表した中期経営計画についても、上釜健宏社長は「年平均5%成長をし、3年以内に売上高1兆円を視野に入れる」と強気の目標を打ち立てている。

 もっとも、不安材料はある。2007年3月期、全社売上高の35.4%を占め、収益の柱である「記録デバイス製品」分野の売上高が、前の期より3.5%減の3048億円にとどまった。昨日発表した2008年3月期第1四半期決算でも、売上高は前年同期比4.6%減の704億円と低下は続く。この記録デバイス製品の最大の商材は、HDD(ハードディスク駆動装置)用磁気ヘッド。2005年12月にHDDメーカー大手の米シーゲート・テクノロジーが米マックストアを買収するなど、メーカー間の再編と生き残り競争が起きている。

 TDKも、シェア争いの影響を受けて、メーカーに納入する磁気ヘッドの単価が下落し、売上高が減少した。今年3月にはアルプス電気(6770)からこのHDD磁気ヘッドの事業譲渡を受けることで基本合意し、TDKは世界で唯一のHDDヘッド外販メーカーとなるが、メーカーの競争は終息していないため、TDKが残存者利益をどこまで得られるかはまだ不透明だ。

 今期第1四半期決算ではHDDヘッド事業の売上高は704億円。これに伴い、上期の売上高見通しを前回の1352億円から1464億円に引き上げたが、下期は前回見通しより引き下げ、通期では2932億円から2990億円とわずかだが上方修正している。

 HDD事業の不透明感を克服しながら、TDKはどのようなシナリオで売上高1兆円を目指していくのか。そんな中、上釜社長が中期的な方策として打ち出したのが、「コンデンサーの増産、インダクターの拡販、磁性製品と電源の強化」(上釜社長)だ。

来春、秋田に新工場

 旺盛なデジタル製品への対応を目的としたコンデンサーの増産は、工場の新設で対応する。今年3月、秋田県由利本荘市に工場用地を取得した。投資額は3年間で500億円の予定。来春に新工場が稼働すれば、2009年3月までにコンデンサーの生産は2007年3月期比で4割増える見込みだ。

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