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現地化には文化を知ること

シティバンク銀行初代社長、スニール・コール氏

  • 永井 央紀

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2007年8月3日(金)

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 今年5月下旬、米シティグループのアジア太平洋地区リテール責任者だったスニール・コール(47歳)の携帯電話が鳴った。幹部候補として日本での課題を知ろうと出張にやってきた帰路のことだ。成田空港に着き、チェックインを済ませて、あとは出国手続きをするだけというところだった。電話の主は在日支店最高経営責任者だったダグラス・ピーターソン。

 「日本のシティバンク銀行の社長を君にやってもらうことに決めた」

 シンガポールにいる妻にあわてて連絡した。「日本に行くぞ」。

インド・カシミールの出身

日興コーディアルグループとの提携にも新たなビジネスチャンスを期待する

日興コーディアルグループとの提携にも新たなビジネスチャンスを期待する (写真:清水 盟貴)

 シティが日本で最初の支店を横浜に開いてから105年目。この7月1日、シティバンク在日支店は外資系銀行の支店として初めて現地法人化した。シティCEO(最高経営責任者)のチャールズ・プリンスは「シティの積極的な国際戦略の中でも、日本は極めて重要なマーケット。そこで成長するための素晴らしいプランを用意している」と言う。

 その初代社長となったのがコールだ。現地法人となった銀行事業は店舗の設置が当局への認可制から届け出制になるため、出店速度を上げられる。これから攻めに出る組織のトップだ。

 コールは1960年、インドのカシミール地方で生まれた。インド、パキスタン間の民族紛争の地だが、「紛争が激しくなる前の良い思い出がたくさんある」と言う。父親は電気技師で、中産階級の普通の家庭だった。「ほかの家と違ったのは、両親がいつも一緒にいて、子供にやりたいことをやらせ、高い教育を授けてくれたこと。親を喜ばせたかったから、学校の成績は比較的良かった」という。

 インド経営大学院で金融を学び、85年にMBA(経営学修士)を取得。ある時、同級生の1人がシティにインターンシップに出かけて感銘して戻ってきた。その話を聞いて「いろんなマーケットで働けるチャンスがありそうだ」と考え、入社した。

 以来、インド、米国、欧州、日本など12カ国で勤務。約20年間のシティ歴のうち、10年が個人金融、10年が法人金融を担当。日本の社長に選ばれた理由について、説明は受けていない。だが、自分では「法人と個人の両部門を知っていて、日本を含めた多様な国で働いたことがある。企業が現地化するうえで、地元マーケットの文化を尊重することの重要性を知っているからだろう」と考える。

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