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プレス工業、クロス・ファンクショナル・チーム導入で快進撃

5年に及ぶ活動で最高益を更新中

  • 杉山 泰一

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2007年8月21日(火)

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 自動車の両輪を結ぶ部品「アクスル」の製造・販売大手のプレス工業は、5年前にスタートさせたクロス・ファンクショナル・チーム(CFT)制度のおかげで快進撃を続けている。3年連続経常赤字を記録するなど10年近く低迷した業績が、2003年度から急回復。4期連続で過去最高益を更新し続けているのだ。2007年3月期決算は売上高1759億円、経常利益99億円だった。

 「当社のCFTは独自であり、有名な日産自動車のものとは違う。今年度が6期目だが、様々な効果が出ているし、徐々に進化している。CFT制度導入の狙いの1つはリーダー人材育成であり、第1期CFTのリーダーの1人(真柄秀一氏)が昨年6月に新社長となった」(井出平治・常務執行役員)。

30近い機能別組織に横串を刺す

 同社のCFTは、年度事業目標を達成するための定常的な経営の仕組み。毎年度、「製品・顧客企業別」に経営陣がリーダーを指名して作る。「大型アクスル・A社CFT」「大型アクスル・B社CFT」「小型アクスル・A社CFT」「大型フレームC社CFT」といった具合である。

 2002年度に14チームだったCFTは徐々に増え、2005年度から20チーム。売上高の実に98.5%をカバーする。各CFTが経常利益を高めるべく努力を重ねてきた成果が、全社の好業績を支えているのだ。

図版

「当社のCFTは独自であり、有名な日産自動車のCFTとは違う」と語るプレス工業の井出平治・常務執行役員

 執行役員と部長、工場長のほぼ全員がいずれかのCFTのリーダーかサブリーダーになる。1つのCFTは7~8人のメンバーで構成されるが、同社の社員数は約2000人なので単純計算だと1割もの人材がCFTにタッチする。

 CFTの成果目標は、CFTごとの経常利益とキャッシュフローの年度計画を達成すること。担当する製品・法人顧客に対する製品の品質、コスト、納期、技術・開発力をレベルアップさせる責任も負う。「CFTリーダーはミニカンパニーの経営者のようなものだ」(井出常務)

 メンバーを選ぶ権利は、リーダーが有す。プレス工業には営業一部、営業二部、海外事業部、設計部、品質保証部、川崎工場、尾道工場など30近い機能別部門がある。メンバーは主任クラスが多く、出身部門に対してCFTからの要望を通知・実行させる役割を担う。リーダーやメンバーの機能別部門への影響力を配慮し、各CFTに然るべき担当役員を置いている。

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