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増田総務相というキーマン

党内の反発、問われる安倍首相の指導力

  • 杉山 俊幸

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2007年9月4日(火)

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 内閣改造を終えた安倍晋三首相。参院選惨敗で問われたリーダーシップを今度は発揮できるかどうか、その試金石となる閣僚人事がある。民間から総務相に起用した増田寛也氏だ。

 参院選の敗因として地方の格差問題が浮上した。民主党の小沢一郎代表は自民党による改革路線の弊害と位置づけ、是正を打ち出すことで地方の1人区で圧勝する。

 増田氏は今年4月まで3期12年岩手県知事を務め、その実績から改革派知事と称された。今後は閣僚として地方自治の再生、ひいては地域格差の解消に挑む。組閣の日、官邸に入った増田氏が安倍首相から受けた指示は、「特に地方が元気を増すような政策をやってほしい」。

安倍首相、意中の人物

 増田総務相は、早くから安倍首相の意中の人物だった。ダイエーやカネボウの再建を手がけた産業再生機構の地方版として、この春に急浮上した「地域力再生機構」構想。具体案を練る研究会の座長に増田氏が就いた。地域の企業再生は、かねて経済産業省が手がけてきた案件だ。改造内閣で留任した甘利明・経産相も、経済財政諮問会議で激しい抵抗を見せた。経産省の既得権を侵されるとの危機感からだろう。

 微妙な雰囲気の中、議論を引き取ったのは安倍首相だった。「(地域力再生機構のような)仕組みは必要だと思うので、(中略)関係省庁はよく連携して、構想の具体化を進めてもらいたい」。その任に当たったのが増田氏だ。

 「(安倍首相からは8月19日からの)外遊前に就任への打診を受けました」。増田総務相は就任会見でこう語った。その彼が、まず立ち向かう相手は小沢代表だ。実は小沢代表と増田総務相との間には、“因縁の対決”を招きかねない関係がある。

 新進党vs自民党。1995年の岩手県知事選は中央政界の対立の縮図となった。新進党幹事長だった小沢氏は、建設省官僚だった増田氏を全面支援し、党として推薦もした。結果、自民党が推薦した前副知事を相手に圧勝した。

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