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KDDI、視線は次世代網

固定と携帯のネットサービスを融合

  • 吉野 次郎, 鈴木 雅映子

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2007年9月5日(水)

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 KDDIは今月末から、携帯電話とパソコン向けで別々に提供しているポータル(玄関)サイトを新しいブランドの「auone」に統一する。米グーグルとの提携により、携帯とパソコンの両方から使える電子メールサービスも始めるなど、FMC(携帯電話と固定通信の融合)サービスを初めて具体化した象徴的な取り組みと言える。

電子メールサービスでの提携を発表するKDDIとグーグル(左)

電子メールサービスでの提携を発表するKDDIとグーグル(左)

 KDDIはかねてFMCサービスを中期的な重要戦略と位置づけ、「固定も携帯も周辺領域でも、情報通信事業のオールラウンドプレーヤーを目指す」(小野寺正社長)方針を打ち出していた。

 今回統合するのは、携帯auのインターネットサービス「EZweb」、パソコン向けネットサービスの「DION」の各ポータルサイト、そして携帯とパソコン向けのポータルサイト「DUOGATE」。これらのサービスの利用者は携帯からもパソコンからも全く同じ電子メールサービスなどにアクセスできるようになる。

どこからでも見られるauoneポータル

通信網統合、割安サービスに

 KDDIのFMC構想が実現すれば、例えばこんな場面が現実になる。

 最寄り駅から自宅への帰り道。手にした小さな携帯の画面には日本代表のサッカーの試合が映し出されている。日本の攻勢が激しくなってきた時、ちょうど家に到着。「大画面ですぐに続きを見たい」と思いながら、自宅の戸を開けると、瞬時にテレビの電源が入り、ゴールの瞬間が目に飛び込んできた。

 携帯との接続情報が、同じ次世代通信網につながるテレビに切り替わったのだ。KDDIはFMCサービスに加入した利用者に対しては、固定と携帯を別々に契約した際の料金よりも割安な額を適用するなどして、他社の固定や携帯に加入する顧客を奪う戦略を検討していると見られる。

 次世代通信網――。サービスとブランドの統一を本格化したKDDIだが、今回の取り組みの底流には、その先にある次世代通信網「ウルトラ3G」を活用した戦略が透けて見える。

 次世代通信網とは、通信の中核的なネットワークをすべてIP(インターネット・プロトコル)化し、そこに接続する携帯や固定、放送など様々な端末間でのシームレスなサービスを可能にする基盤だ。海外では、英BTなどの取り組みが先駆けとなった。

 このようなサービスの場合、携帯や固定などのサービスごとにネットワークが構築されていても問題はないが、1つのネットワークに統合できれば二重投資を避けることができるため、コスト面での優位性が生まれる。KDDIはここに勝機を見いだそうとしているわけだ。

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