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欧州好景気で一息、次の柱が急がれる

  • 中川茂雄

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2007年9月6日(木)

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 2007年6月中間期は営業利益902億円(前年比36%増)と予想の850億円を上回り、2007年12月期も当初予想の1800億円(同31%増)達成の可能性が高くなってきた。

 2007年6月中間期決算で特筆されることは、欧州のガラス事業の営業利益が前年の132億円から299億円と前年比で2.2倍と急増したことだ。全体の増益額242億円に占める比率は約70%に達する。ガラス事業は建築用板ガラスや自動車向けなどの製品を包含する。欧州の好景気で、建築用板ガラスが2006年後半から需給逼迫し、製品価格が前年比で30%上昇したことが大きい。

 欧州の好景気が日本のグローバル企業にこれだけの好影響を与えたことは、近年記憶にないことだが、この好景気に多くを頼るわけにはいかないことは言うまでもない。

 ガラス事業では、世界で41窯(1窯あたり1日500トン)の生産拠点を持っているが、板ガラス、自動車用ガラスとも、ロシア、東欧、中国など新興市場での能力増強を相次いで図っている。板ガラスでは、2005年にロシア、2006年に中国・蘇州に続き、2008年初にチェコ(1日700トン)、2009年ロシア(1日1000トン)で増強予定。自動車用ガラスでは、2006年初にハンガリー、2008年第1四半期に中国第2工場(仏山)で量産開始の予定だ。

液晶ディスプレーの生産能力を1年で3割増

 2007年12月期も、引き続き収益拡大を牽引する最大部門は、フラットパネル向けガラス基板やCRT(ブラウン管)向けガラスなどを手がける電子・ディスプレー事業だ。その中核がTFT(薄膜トランジスタ)用ガラス基板だ。

 生産・出荷数量は年率3割増ペースで、価格低下も年率10%以下と液晶テレビの年率20~30%の値下げに比べ小さく、下期も好調が続く見通しである。このため、国内、韓国、台湾の5拠点のTFT用ガラス基板の生産体制を拡充する。

 現在の全社年産能力3700万平方メートルだが、台湾の増強で2007年末には4200万平方メートル、さらに2008年夏には韓国の増強で4700万平方メートルと1年後には3割近く能力を増強する予定だ。また、2009年度に稼働予定の第10世代のシャープ堺工場向けは、国内のどこで生産するかを年内に決定する意向である。

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