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力ずくの再編に「ノー」

回転ずしトップ2を傘下にしたゼンショーに壁

2007年9月27日(木)

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 「今、この瞬間も店舗では潰し合いをしているかっぱ寿司さんと、手を組むことはあり得ない。ゼンショーさんから頂いた提案は、我々にとっては具体性がないとしか言いようがない」

 日経ビジネスの取材に応じた回転ずしチェーン、あきんどスシローの矢三(やそ)圭史社長。突然現れた筆頭株主、牛丼チェーン「すき家」などのゼンショーに振り回されない姿勢を明確に示した。

創業一族の株式売却が発端

 矢三社長にとって、ゼンショーの登場は青天の霹靂だった。今年3月22日、ゼンショーから「株式を取得する」との連絡が入った。挨拶に訪れた小川賢太郎ゼンショー社長は、「シナジー効果を発揮できると確信している」と取得の意図を述べたという。

 スシローは、清水義雄・前社長と清水豊・元会長の兄弟それぞれが起こした回転ずしチェーンが合併して設立。ゼンショーが取得した株式は、豊氏とその家族が保有していた分。豊氏から現経営陣には、事前に全く話がなかった。ここには、「義雄氏主導に対する豊氏の不満があったようだ」(外食関係者)。

 それから半年。ゼンショーとスシローは何度か話し合ったが、進展しなかった。それどころか、スシローは8月27日、水産大手の極洋、投資ファンドのユニゾン・キャピタル・グループとの業務・資本提携を発表した。「商品の調達力、会社の組織力を強化できる。2012年9月期の売上高1000億円構想に向けてベストな選択だ」(矢三社長)。

 スシローが、ゼンショーとの関係に難色を示すのは、ゼンショーが回転ずしチェーン最大手カッパ・クリエイトの筆頭株主でもあるからだ。

 カッパクリエは「かっぱ寿司」を296店舗展開し、2007年5月期のすし事業の売上高は608億円に達する。しかし、その前の期は2.4%の減収、前期も増収幅は0.4%と踊り場に来ている。これを打破する狙いで、ゼンショーとの業務・資本提携に踏み切った。

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「力ずくの再編に「ノー」」の著者

戸田 顕司

戸田 顕司(とだ・けんじ)

食ビジネス シニアリサーチャー

「日経パソコン」「日経ビジネス」の記者、「日経ビジネス」兼「日経ビジネスオンライン」「日経トップリーダー」の副編集長、「日経レストラン」編集長などを務め、2016年3月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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