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積水ハウス

開発事業に水差した営業停止処分

2007年9月26日(水)

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 タイミングとしては、最悪だったと言っていい。

 積水ハウスは9月3日、大阪市中央区に2010年に完成予定の高層ビル内に、世界的なホテルチェーンである米スターウッドホテル&リゾートの運営する「セントレジスホテル大阪」を開業する契約を締結したことを、報道陣の前で明らかにした。

 セントレジスが入居するビル「本町ガーデンシティ」(仮称)は、大阪・本町の旧イトマン本社ビル跡地に建設予定で、27階建ての高層ビル。米系最高級と言われるセントレジスのブランドを前面に打ち出し、積水ハウスの不動産開発事業をさらに勢いづかせるイベントとなるはずだった。

 ところが、その記者会見の1週間前、同社は国土交通省から東海4県で営業停止処分を受けた。名古屋市内のマンション建設現場2件に建設業法で定められた監理技術者を適切に配置していなかったとして、この工事を担当した同社名古屋特建事業部の営業エリアである愛知、岐阜、三重、静岡の4県で、戸建て住宅や賃貸マンションの新規契約などを15日間禁止処分とされた。さらにこの処分に伴って、大阪府からも6カ月の指名停止処分を受けることになった。

 積水ハウスにとっては初の営業停止処分だ。その内容の重さは別として、高級ブランドホテルとの契約発表直前の発覚は、実に間が悪かった。開業は2010年とまだ時間はあるものの、事態の成り行き次第では、積水ハウスはおろか、提携先であるスターウッドのブランドにも傷をつけかねない。

 同社は、業務停止命令を受けた翌日の8月27日、即座に記者会見を開いた。8月30日には和田勇社長が3カ月間の減棒20%とするなど、役員26人を10~20%の減棒とする処分を発表。火消しに躍起となった。

住宅事業回復までは開発事業が頼み

 積水ハウスの事業セグメントにおいて、現在最も勢いがあるのは不動産開発事業だ。昨年は、東京都港区の東京ミッドタウンや赤坂ガーデンシティの売却に伴い、2007年1月期の連結営業利益1115億円の3割程度が同事業によるものだと見られている。今後も、大阪の本町ガーデンシティに加えて、JR大阪駅前の梅田北ヤード、東京・品川のソニー旧本社地区など、好立地の開発案件が続く。

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「積水ハウス」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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