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ワタミ

本格化する海外展開に活路

2007年9月27日(木)

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 今年11月下旬から12月上旬に、ワタミは香港で新業態店を立ち上げる。

 天ぷらや刺身などを定食の形で提供する「和亭」だ。席数などの詳細はまだ未公表だが、「気軽に食事できる店。日本で言う、定食屋さんのイメージに近い」とワタミ関係者は明かす。これは、ワタミが日本では展開していない香港オリジナルの業態だ。

 この背景には、香港における日本料理の浸透がある。ワタミが香港に居酒屋「和民」を出店したのは2001年11月のこと。現在、15店舗を展開している。日本の和民とは違い、「香港の和民は日本料理レストランとして利用されている」(ワタミ)。客単価は日本円に直すと1400円。これは日本の金銭感覚にすると5000円程度になる。一方で、香港の飲食店では、低価格の日本食を出すケースが増えているという。

香港は数年で売り上げ3倍に

 ワタミは、ここにビジネスチャンスを見いだす。客単価を和民より2~3割下げて、和民の商品力とブランド力を活用する。「和民よりも、和亭のマーケットは大きい」とワタミ関係者の期待も高い。第1号店で手応えをつかめば、出店攻勢に踏み切る。これからの数年で30店舗をメドにする。香港での2007年3月期の売上高は約33億円だが、数年後には100億円を目指す。

 あえて日本にはない新業態を作ってまで香港での事業拡大に取り組むのは、ワタミが本格的に海外展開を考えるようになった証しでもある。和民は香港だけでなく、既に台湾や中国の深センや上海に出店している。2008年の北京オリンピック前に、北京に出店することも検討中だ。

 海外の外食事業は好調だ。2006年3月期の海外部門の売上高は33億400万円、経常利益は500万円に過ぎなかった。それが2007年3月期は売上高が40億1900万円、経常利益が1億2800万円と伸ばした。今期も売上高が49億8700万円、経常利益が1億9000万円を見込む。2007年3月期の売上高が984億1100万円、経常利益が41億1100万円というワタミ全体からすれば、まだまだ業績への貢献度合いは小さい。

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「ワタミ」の著者

戸田 顕司

戸田 顕司(とだ・けんじ)

食ビジネス シニアリサーチャー

「日経パソコン」「日経ビジネス」の記者、「日経ビジネス」兼「日経ビジネスオンライン」「日経トップリーダー」の副編集長、「日経レストラン」編集長などを務め、2016年3月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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