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「儲からない免許」で争奪戦

次世代高速無線通信、4陣営名乗りの裏事情

  • 石川 潤

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2007年10月2日(火)

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 イス取りゲームにこぞって参加した通信のガリバーたち。しかし、必死になって奪い合うイスはどこか座り心地が悪そうに見える――。次世代高速無線通信の免許争奪戦の光景だ。

 総務省が用意したイスは2つ。それを(1)NTTドコモ・アッカネットワークス連合、(2)KDDIグループ、(3)ソフトバンク・イー・アクセス連合、(4)ウィルコムが奪い合う。下馬評では国産の次世代PHS技術での参入を目論むウィルコムが一歩リード。ほかの3陣営はWiMAX(ワイマックス)と呼ばれる同じ技術で参入を目指しており、争奪戦の行方は混沌としている。

市場は収益性を疑問視

2つのイスに4グループが名乗り

 だが、通信会社の鼻息の荒さが目立つ一方で、争奪戦を見守る投資家の目は、実は冷ややかだ。数千億円規模とされる投資額に対し、収益の見通しが不透明なためだ。

 「手がける通信会社にとって、免許獲得はプラスというよりマイナスの評価につながる」(モルガン・スタンレー証券の田中宏典アナリスト)、「投資額と収益計画のバランスが取れているか。慎重に見極める必要がある」(野村証券の増野大作アナリスト)。市場の声はどこかつれない。

 高速データ通信に最適とされる次世代高速無線通信だが、どれだけ利用者を獲得できるかは不透明。利用が進んでいない公衆無線LANの二の舞いを危惧する声すらある。ある陣営の首脳自身からも「収益は正直言って厳しい」との本音が漏れる。

 ドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯大手3社は、携帯電話の高速化、次世代携帯電話の開発を進めている。二重投資に陥るリスクもある。

 それでも携帯大手3社が免許を欲しがるのはなぜか。各社が取り組むデータ通信事業の現状にヒントがある。

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