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鉄道車両にカンバン方式

日立、海外輸出を見据え生産改革

  • 佐藤 嘉彦

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2007年10月17日(水)

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 10月2日、日立製作所が英国に鉄道車両のメンテナンス拠点を開設した。日立は英国の高速鉄道向けに鉄道車両174両の製造を受注。併せて当面7年間のメンテナンスも請け負った。

笠戸事業所では、英国向け高速鉄道車両の発送に向けた最終チェックが続く

笠戸事業所では、英国向け高速鉄道車両の発送に向けた最終チェックが続く

 同社執行役常務の鈴木學・電機グループ長は「今回の受注を足がかりに、欧州への輸出を増やしたい」と話す。そのために不可欠なのが、製造を担当する笠戸事業所(山口県下松市)の生産改革だ。

 というのも、世界では欧州を地盤とする仏アルストム、独シーメンス、加ボンバルディアが鉄道車両メーカーの3強。日立や川崎重工業、日本車両製造など日本勢は技術力に定評があるものの、旧国鉄主導で設計・生産してきた経緯からコスト面での難があった。このため、輸出では欧州勢に比べて大きく出遅れており、世界で厳しい戦いが待ち構えている。

自動化で先行、次の一手も

 ただ、JR各社からのコスト削減要求が高まったこともあり、日立も価格競争力を徐々につけつつある。1999年には業界に先駆けて「A-trainシステム」を発表。それまでは各鉄道会社の要望に従い一から設計をしていたが、メーカー自らが基本設計を提案することで共通化を図り、コストを抑えた。今では首都圏の私鉄などに導入されている。今回、英国に輸出した車両も同様のコンセプトで設計された。

 車体の製造では自動化も進めている。東海道・山陽新幹線の最新型車両「N700系」は、日立のほか日本車両、川崎重工も製造している。外観は同じだが、実は日立だけ製造方法が違う。

 新幹線車両の先頭形状は、高速化と快適性の向上のため、モデルチェンジごとに複雑さを増している。プレスで作ることは難しく、熟練工が手で叩いて微妙な曲面を作り出す“叩き出し”が用いられるのが一般的。日本が誇る匠の技として紹介されることも多い。

 しかし、日立は2001年から“削り出し”という工法で、この作業を自動化した。アルミ板をプレスしてから、3次元CAD(コンピューターによる設計)データに基づいて5軸加工機が自動的に削り、形状を整える。

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