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武田薬品工業

株価は堅調も、将来への不安が重しに

2007年10月29日(月)

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 製薬最大手の武田薬品工業の株価が堅調だ。9月下旬以降はほぼ8000円台の高水準で推移している。業績が好調なことから、11月5日の2008年3月期中間決算の発表で、通期の業績予想が上方修正されるとの期待が高まっていることが背景にある。

 同社株は今年6月6日に8430円の上場来高値をつけた後、ほぼ右肩下がりで下落。米国のサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)の焦げ付きに端を発した世界同時株安の影響で、日経平均株価が大幅に下落した8月17日には7100円の年初来安値をつけた。そこからほぼ一本調子で上昇し、10月15日には一時、8310円まで上がった。

 その後は一進一退を繰り返し、10月23日には終値で7970円まで下がったものの、翌24日には終値で8060円まですぐに戻した。同日の日本経済新聞朝刊に武田の業績予想記事が掲載されたことがきっかけだ。報道内容によると、2008年3月期の業績予想は、連結売上高が前期比11%増の1兆4500億円、連結営業利益が同16%増の5300億円。武田薬品の期初予想の1兆3900億円、4700億円をそれぞれ大幅に上回る。同社の営業利益が5000億円を超えるのは初めてで、実現すれば16年連続で最高益を更新することになる。

 同社の業績拡大を牽引しているのが、4つの主力薬の1つ、糖尿病薬「アクトス」の米国における売り上げの増加だ。英グラクソスミスクラインの競合薬に心筋梗塞を起こすリスクが判明し、アクトスのシェアが拡大した。

足元の業績好調も喜べず

 もっとも、これは手放しで喜べることではない。自力だけで業績を伸ばしているわけではないからだ。アクトスの米国における処方箋の枚数は10%以上の伸びで急増しているが、もしライバルの思わぬ失速がなかったら、「伸び率は1ケタにとどまっていただろう」とみずほ証券エクイティ調査部の田中洋シニアアナリストは見る。

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「武田薬品工業」の著者

中野目 純一

中野目 純一(なかのめ・じゅんいち)

日経ビジネス副編集長

2012年4月から日経ビジネス副編集長。マネジメント分野を担当し、国内外の経営者、クリステンセン、ポーター、プラハラードら経営学の泰斗のインタビューを多数手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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