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太陽電池でも「ホンダ流」

他流試合より、自ら土俵を作る

  • 鷺森 弘

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2007年11月20日(火)

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 ホンダは11月12日、熊本県大津町に建設した太陽電池工場で開所式を行い、自動車メーカーとして初の太陽電池事業を本格的に始動させた。

住宅用太陽電池の組立工程。来年春にはフル稼働になる見通しだ

住宅用太陽電池の組立工程。来年春にはフル稼働になる見通しだ

 「エネルギー分野でも、独自の発想と技術で、個人に喜んでもらえるような商品作りを追求していく」。福井威夫社長はこう宣言し、太陽電池事業でも「ホンダ流」を貫く考えを表明した。

 新工場の年産能力は27.5メガワット(メガは100万)。2006年の世界の太陽電池生産量が約2250メガワットだったことを見ると、ホンダの規模は微々たるもの。しかし、ホンダはこれまでの成功体験で導いた「勝利の方程式」を同事業にも適用していく構えだ。

 方程式は2つの要素で成り立つ。1つは他社にない技術を事業のベースに据えること。もう1つは、まず個人を攻め、ブランドを確立することだ。

独自の低コスト技術で差別化

 技術の独創性は際立っている。ホンダは材料に業界主流のシリコンを使わず、銅、インジウム、ガリウム、セレンの金属化合物を採用した。電力変換効率は 11%とシリコン系より劣るが、電池の膜厚は2.4マイクロメートル(マイクロは100万分の1)と従来の80分の1程度。この分、材料使用量を減らすことができ、製造工程でのCO2(二酸化炭素)排出量も半分に抑えられる。

 品薄で価格上昇が著しいシリコンより安定調達でき、生産コストも低減できる。施工費を含む販売価格(3キロワットの標準設備)は業界平均より安めの200 万円弱だ。太陽電池の開発責任者で、子会社ホンダソルテックの鈴木康浩取締役は「薄膜の均一性向上など技術改善に取り組み、変換効率を高めていく」と強調。性能面でも既存製品を捉え、競争力に磨きをかける構えだ。

 もう1つの個人の攻略はどうか。ホンダは需要増が見込める工場向けなどの産業用より、個人住宅に照準を絞っている。しかも、環境意識の高い欧州など海外進出を後回しにし、国内での基盤固めを優先する考えだ。

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